走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

「ライスワーク」から「ライトワーク」へ

2011年10月18日 06時34分28秒 | うれしい

 このブログの9月20日号で「シニア層の起業家」が増加していることを紹介したが、「ガイヤの夜明け」という番組を観ていると、「第二の人生が面白い!~急増する熟年起業家~」というテーマの番組が放映されていた。
内容について、ホームページから引用すると次のとおりである。

 いま、熟年世代の起業が増えている。
「儲けは無くても、人や社会の役に立ちたい」「会社に勤めていた頃からの夢を実現したい」
起業の理由は人それぞれ。
また、その形も色々。
ちょっとしたアイデアで、お金をかけずに事業を始めた人。
老後のために購入したマンションを売り払い、その資金の全てを注ぎ込み"世界初"となる製品の開発に挑む人・・・。

 少子高齢化で労働力人口が減少していく中で、熟年、そしてシニアの世代は今後の日本経済を支える重要な働き手として期待されている。
その現場を追いかけた。
 あなたは、第二の人生をどう生きますか?

82歳!画期的商品を開発中
 熟年起業家の斉藤勝さん、82歳。
重度の難聴である。
定年後、通信技術を独学で学び、67歳で聴覚障害者のための画期的な商品「シルウオッチ」を開発した。
自宅の呼び鈴の音を感知すると、腕時計型の受信機をバイブで震わせ知らせてくれる。
開発後、斉藤さんのもとには1000通もの"感謝の手紙"が寄せられた。
「会社勤め時代よりも、今の方がずっと楽しい」と語る。
現在、10人の社員を抱え、次なる製品を開発中である。

社会の役に立ちたい!
 自動車部品メーカーに40年以上勤めた鈴木久雄さん(63歳)。
退職後の2009年、高齢者のために何か役立ちたいと、あるアイデアを商品化した。
それは「リアル野球盤」、1セット3万円。
高齢者が気軽に楽しみながら、運動機能も高め、認知症の予防にもつながるというゲーム。
開発費の元手はほとんどかかっていない。
鈴木さんはいま、このゲームの製作を知的障害者に依頼し、彼らの収入UPにつなげたいと奔走する。
モノづくりの現場一筋で、セールス経験のない鈴木さんが営業に動き始めた・・・

マンションを売って、資金を全て注ぎ込んだ!
 仁田原徳男さん、61歳。
外資系生命保険会社に勤めていた時に「ペット用マイクロチップ」の存在を知った。
そこに商機を見出し、「世界にもまだない、画期的な商品を開発し、ひと花咲かせたい」と58歳で起業した。
しかし、この3年間は無休。開発のために、コツコツと貯めたお金で買ったマンションも売却した・・・。
この秋、その製品がようやく完成しようとしていた。
そして、ペット用マイクロチップの使用がすでに義務化されている台湾に乗り込む。果たして・・・

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 どの登場人物もイキイキとしている。
 働きつづけるところまで働きたいという人がたくさんいる。

 この国は、お年寄りを邪魔者扱いしても、社会の一員として評価しているのだろうかと思うときがある。

 お年寄りの生産力が他の世代よりも引けをとっているのだろうか。
 お年寄りの方も「歳だから...」と甘んじていてはいけない。

 人間の尊厳として「働く」ということが、社会に貢献しているということを再認識して欲しい。
 働けば納税し、その税が社会に再配分されるわけだから、絶対に社会の役に立っている。

 主人公の一人、鈴木さんが言われた「ライスワーク」から「ライトワーク」へ
 食べるためだけに働くことから、人々に希望の光を当てる仕事をしたいという言葉が胸をうつ...