走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

花が咲くための時間

2011年10月05日 19時28分21秒 | ちょっといい話
三重県の山路さんのメルマガに素敵な話がありましたので引用させていただきます。

【花が咲くための時間】

 朝顔が朝咲くのは、夜明けの光とか暖かい温度のせいではない。
 夜明け前の、冷たい夜の時間と闇の濃さこそが必要なのだ。
 朝顔は、夜の闇のなかで花を開く準備をするんだな。

 こんなふうに思考を飛躍させ、そして、そのことで勝手に、しかし非常に感動しました。
 朝顔は、夜の闇のなかに咲くのです。

 人間も希望という大輪の花を咲かせるのは、かならずしも光の真っただなかでも、暖かい温度のなかでもなかろう。

 冷たい夜と、濃い闇のなかに私たちは朝、大輪の花という希望を咲かせる。
 夜の闇こそ、花が咲くための大事な時間なのだ、と、私はそう考えました。

 (「朝顔は闇の底に咲く」五木寛之著 東京書籍)
                        
 ~~~~~~~~~~~~ここまで引用~~~~~~~~~~~~~~

 何かを為すための準備の期間や様子は往々にして人の目に見えないものです。
 そしてそれは多くの場合、長く、つらいものです。

 例えば、綺麗な花を支えるのは枝、それは幹に支えられ、その幹は根っこに支えられていますが、根っこは目に見えません。
 また、白鳥の華麗な水上の舞は水面下の必死の水かきでできているのです。

 イチロー選手の言葉で、私が好きなものに、「小さなことを積み重ねることがとんでもないところへ行くただ一つの道」というのがあります。

 誰しも何をやっても、どれだけ努力しても、少しも結果が出ず、嫌になることがあると思います。
そんな時は「谷深ければ山高し」という言葉を思い出し、今は花が咲くための準備期間なのだと思い、あきらめないで努力を続けたいもので
す。  



 まったくそのとおりだと私も思います。