走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

苦しいからこそ

2009年02月05日 22時48分10秒 | その他
 今夜、友人の紹介でまちづくりの勉強会に行ってきました。
 講師というか、アドバイザーには遠くから駆けつけてくれた吉澤さんと後藤さんという方たちが東京と北海道から駆けつけてくれていました。(内容については後日紹介)
 それに、地元飲食店でも積極的に店舗展開をされている若い経営者が加わり、なかなか楽しい時間をもてました。

 今、話題はどこにいっても、「苦しい」、「しんどい」という単語しか聞かない状況の中で、だからここそ今、必死でがんばるんだという熱き思いが伝わってきて、久しぶりに勉強になりました。

 一方、自宅のパソコンを開けると知人から、以下のような松下幸之助氏の言葉が送られてきていました。
なるほどなるほどと思いつつ、これを紹介しないてはないなと思い、記すことにしました。

■松下幸之助 商いの心得十カ条

第一条 商いは公事である
 商いは「私事」ではない。人のため、社会のために行なう「公事」である。その認識が基本にあってこそ、より力強い活動が可能となる。

第二条 お客様に愛される
 あの人がやっているのだから買ってあげようと思ってもらえるまでになりたい。そのためには、まずお客様に誠心誠意を尽くすことである。

第三条 商品はわが娘と考える
 お得意先をわが娘の嫁ぎ先と感じるまでの思いに立てば、お得意先とのつながりも、単なる商いを超えた、より深い信頼関係が生まれてくる。

第四条 商いは真剣勝負
 真剣勝負は切るか切られるかの二つに一つ、まさに文字通り真剣である。商いもそれほどの思いで取り組めば、必ずうまくいく。

第五条 堂々と儲ける
 利益は世の中への奉仕に対する報酬である。また、その利益によって納税もでき、社会の発展にも貢献できる。堂々と適正利益をあげたい。

第六条 お客様に手を合わす
 お客様が出て行く後ろ姿に心底ありがたく手を合わす。そういう心持ちの店には、人は自然と集まってくる。

第七条 商品はお金と同じ
 汚れていないか。ほこりをかぶっていないか。千円の商品は千円札と同じ。お金と同じ思いで商品を大切に扱おう。

第八条 商人に好不況はない
 常に商いの本道をふまえ、一つ一つの仕事をきちんと正しくやっていれば、好況だ不況だとあわてることはない。肝心なのは常日ごろである。

第九条 集金と支払いを確実にする
 お金にルーズになればなにもかもがルーズになる。日ごろから集金も支払いもきっちりする。そこから商売繁盛の道もひらけてくる。

第十条 反省なくして繁盛なし
 朝に発意、昼に実行、夕べに反省。日々のそうした地道な活動の積み重ねが商売繁盛につながっていく。
(PHP研究所刊 松下幸之助 商いの心得十カ条 より)


■松下幸之助 不況克服の心得十カ条

第一条 「不況またよし」と考える
 不況に直面して、ただ困った困ったと右往左往していないか。不況こそ改善、発展へのチャンスであると考える前向きの発想から、新たな道も開けてくる。

第二条 原点に返って、志を堅持する
 ともすれば厳しさに流されて判断を誤りやすい不況時にこそ、改めて原点に返り、基本の方針に照らして進むべき道を見定めよう。そこから正しい判断もうまれ、断固とした不況克服の勇気と力が涌いてくる。

第三条 再点検して、自らの力を正しくつかむ
 ふだんより冷静で念入りな自己評価を行ない、自分の実力、会社の経営力を正しくつかみたい。誤った評価が破綻を招くのである。

第四条 不退転の覚悟で取り組む
 なんとしてもこの困難を突破するのだという強い執念と勇気が、思いがけない大きな力を生み出す。不況を発展に変える原動力は烈々(れつれつ)たる気迫である。

第五条 旧来の慣習、慣行、常識を打ち破る
 常時ともいえる不況期は、過去の経験則だけでものごとを考え行動してもうまくはいかない。これまで当然のこととしてきた慣習や商売の仕方を、徹底的に見直したい。

第六条 時には一服して待つ
 あせってはならない。無理や無茶をすれば、深みにはまるばかりである。無理をせず、力を養おうと考えて、ちょっと一服しよう。そう腹を据えれば、痛手も少なくなる。終わらない不況はないのである。

第七条 人材育成に力を注ぐ
 「苦労は買ってでもせよ」というが、不況とはその貴重な苦労が買わずとも目の前にあるときである。好況のときにはできない人材育成の絶好の機会としたい。

第八条 「責任は我にあり」の自覚を
 業績低下を不況のせいにしてはいないか。どんな場合でも、やり方いかんで発展の道はある。うまくいかないのは、自らのやり方に当を得ないところがあるからである。

第九条 打てば響く組織づくりを進める
 外部環境の変化に対する敏感な対応は、よい情報も悪い情報も社員からどんどん上がってくる、お互いの意思が縦横に通いあう風通しのよい組織で
あってこそ可能となる。

第十条 日頃からなすべきをなしておく
 不況時は特に、品質、価格、サービスが吟味される。その吟味に耐えられるように、日ごろからなすべきことをなしていくことが必要である。
(PHP研究所刊 松下幸之助 不況克服の心得十カ条 より)