走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

障害者就労支援のための地域社会システムの構築

2008年01月19日 23時05分14秒 | その他
☆★☆ 持続可能な地域社会システムの構築

 今日は、久谷から市内に戻ってNPO ユニバーサル・クリエートの会議に出席してきました。
論点は、今目の前にある商品をいかに売り切るかでした。

 そして、なによりも各施設(私たちは「アトリエ」と呼ぶ)に動きが出始めており、生産効率が高まっているという報告がなされました。
ということは、どんどん仕事をとってこないといけないということです。
 そこで、私が提案したのが、このままでは持続性に問題があるのではないかということです。
もっと私たちの行動を認知してもらうために、プロモーション活動も大事なのではないかと。
そして、他の機関とのコラボレーションも含め、地域社会システムを構築しましようと。
ここでは、まだ秘密ですが、具体的な機関名をあげつつ、ビジョンも含めて説明ました。

 すると、言いだしっぺが企画書を作れと言われ、「そらそうじゃ。」と思い、受けました。がんばろう!!

きつねうどんと狸うどん

2008年01月19日 22時44分47秒 | その他
★☆★ 久谷・坂本・大黒座「伊予八百八狸」イベント

 今日は、午前中はゆっくりして午後から久谷・坂本にある蔵を改造した大黒座へ出かけました。
 今日は、伊予八百八狸を掘り下げて世間に広しめようというイベントを地元の南海放送ラジオが実況中継するという、私たちにとってはまたとないイベントでありました。
 少し遅れて到着したため、イベントは既に始まっておりました。
入り口でお茶と狸もなかをもらい(無料でした)、薄暗い中に入っていくと写真のように語り部の方が伊予八百八狸の話をしており、みなさん熱心に聴いておられました。
客席をみると子狸たちも熱心に聴いていましたので、ついスナップショットを撮ってしまいました。


☆☆★ きつねうどんとたぬきうどん

 話の中で、きつねうどんとたぬきうどんについて解説がありました。
どうやらきつねうどんが先にできて、その後、きつねうどんがあるなら狸うどんがあってもおかしくないだろうと、江戸末期で京都で発祥したらしいです。
きつねうどんに対して狸うどんは、揚げを細切りにして餡(あん)をかけたものが発案され、それを狸うどんと称したそうです。
 そして、その食文化が関東に行き、揚げの細切りが天かすへと代わり、餡かけもなくなったそうです。
 ここからは私の想像ですが、天かすに代えたのは、天婦羅だと思っていたら、天かすですから衣だけだったので騙(だま)されたという、落語文化が花開いた江戸文化の洒落ではないかと思うのです。
本当に勝手な想像ですが...


★★☆ 伊予人の気質

 なぜ伊予で狸文化が広がったのかという話もあり、伊予人の洒落っけ、いわゆる「よもだ」の精神が育んだんじゃないのかなという一説でした。
なるほど、それは一理あるかもしれないと聴いていましたら、「昔の人は、呑みすぎで帰りが遅くなって、その言い訳に『狸に騙されて帰り道がわからんようになったんじゃげ』と言ったそうな。」と
 「これ使える」とつい思ったのは、私の伊予人気質がそうさせるのか


☆★☆ オンリーワン事業

 当課には「オンリーワン事業」というのがあり、自分の生まれ育った地域を愛し大切にする心を育む、いわゆるアイデンティティを育み、持ち続けてもらおうという事業があります。
そのためには、地域の資源にどのようなものがあるかを探すところから始まります。
そして、その資源を誇りに思えるように仕上げていかねばなりません。
私たちは、この事業を真面目な切り口からだけでなく、地域の人たちが一人でも多く感じてもらうためには、「わかりやすく・楽しい」ものに加工していこうとしております。
このことに気づいている公民館主事がすべてかというと、そうではないのですが、坂本公民館のように気づき、既に行動を起こしているところもあります。
 そして、それによって仕事は増えるのですが、自分ひとりでは限界がありますから、仲間を増やしていく。
今回の場合だと地域の人やNPOの人たち、最後にはメディアまで動かしてしまう、すごいことだと思うのです。
何よりもキーワードは「狸」。
真面目に考えると変ですよね。
でも、不真面目なことを真面目に考える姿勢、大切だと思いません?