走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

課長が責任をとります宣言

2006年04月10日 06時32分12秒 | その他
新しい職場で仕事をするにあたり、現時点での課長の考え方と覚悟をまとめてすべての課員に送信しました。特に覚悟については、最後のページに以下の内容で宣言しました。あえて、このブログに掲載することで、自分に対し厳しく真摯に望もうと考えております。

つらいことを楽しく、
楽しいことをより深く

誇りを持って一生懸命、仕事をしましょう。
そうすれば多くの人たちに感謝されます。
感謝されることの貴さに気づきます。
一生懸命仕事をしていれば、絶対誰かが見ていてくれます。
そうすれば、いつの日かスポットライトが当たります。
絶対に諦めないで下さい。
でも、満点を採るのではなく合格点をめざしましょう。
100枚の合格点を採った答案用紙の方が、1枚の満点の答案用紙より、はるかに価値があると思います。
私たちは、地域の奉仕者であり、誰よりも地域を思っているという自覚と使命感をもってください。
そして、危険を恐れて動かない行動よりも、失敗してもいいですから進む勇気をもってください。
まあ、とにかく「やっておみなはれ!!」
責任は、課長がとりますから。

W氏さん、まだまだ道半ばですよ。

2006年04月10日 02時46分02秒 | その他
松山の城山下にあるロープウェイ街(通称)のファサード事業が道路整備の終了をもって完成した。
この事業は、この通りで蒲団屋さんを営むW氏の熱き思いからスタートした。彼は10年という歳月を心の火を燃やし続けながら、行政に訴え続けてきた。
そして、5年前、その思いが形になった。
でも、そんなに簡単ではなかった。衰退し始めていた商店街の人たちにファサードが何であるかを説き続け、そのメリットを説いて回った。さまざまな中傷誹謗を受けながら、彼はあきらめなかった。いまだかつて、その3商店街がまとまったことがない中で、あきらめなかった。本業を横においてまちづくりに東奔西走した。
だから、行政は彼を応援することにした。
そして、その担当になったのがN島とF原だった。W氏との連携、徐々に賛同者が増えていった。その粘りは半端でなかった。
そして、9日、完成した。素敵なまちができました。
過日、そのW氏からメールが届いた。祭りの後のような気分であると綴られていた。疲れたのだろう。当たり前だ。でも、私は、以下のようなメールを送った。
まだまだ、道半ばでやめちゃったらだめになりますよ、W氏さん。

W 様

 F原に送信していただきましたメール拝読いたしました。
 Wさん、本当にご苦労様でした。
 Wさんにとっては、長い年月であったかもしれませんが、行政にとっては短期間
 でまちづくりを行った先進事例になっています。
 Wさんのおかげで、まちが一つになれました。
 「ファサード」は、街並み景観であるとともに、心の統一でもあるのです。
 自分の部下だった者を褒めるのはどうかと思いますが、N島とF原の頑張りには
 ずいぶん敬服したものです。
 まちと行政が真剣に向かい合い、一所懸命がんばれば必ずや形になるのです。
 まちづくりは、木で仏像をつくるようなものです。
 不思議なもので、木から下駄もできれば仏像もできます。
 まず、仏像をつくるんだという志が必要です。
 そして、どのような高名な仏師が彫ったとしても、それはすばらしい仏像には
 ならないのです。
 その仏像に、何百年という歳月をかけて、多くの人たちが手を合わせてこそ、
 その仏像に魂が入るのです。
 まちづくりは、仏像を彫る作業と、魂を入れる作業が重なってこそ、本当の
 まちになるのですよ。
 弱気になっていませんか、渡部さん。
 私は部下たちに一度も後ろへ下がれと言ったことはありませんよ。
 地域のために思ってなしたこと、誰かがしっかりと見ていますよ。
 悪口を言われるしんどさはわかりますが、まちのためにと汗をかいていた
 Wさんの真摯で高邁な精神、私は知っていますよ。
 さあ、いっしょに魂をいれましよう!!