松山の城山下にあるロープウェイ街(通称)のファサード事業が道路整備の終了をもって完成した。
この事業は、この通りで蒲団屋さんを営むW氏の熱き思いからスタートした。彼は10年という歳月を心の火を燃やし続けながら、行政に訴え続けてきた。
そして、5年前、その思いが形になった。
でも、そんなに簡単ではなかった。衰退し始めていた商店街の人たちにファサードが何であるかを説き続け、そのメリットを説いて回った。さまざまな中傷誹謗を受けながら、彼はあきらめなかった。いまだかつて、その3商店街がまとまったことがない中で、あきらめなかった。本業を横においてまちづくりに東奔西走した。
だから、行政は彼を応援することにした。
そして、その担当になったのがN島とF原だった。W氏との連携、徐々に賛同者が増えていった。その粘りは半端でなかった。
そして、9日、完成した。素敵なまちができました。
過日、そのW氏からメールが届いた。祭りの後のような気分であると綴られていた。疲れたのだろう。当たり前だ。でも、私は、以下のようなメールを送った。
まだまだ、道半ばでやめちゃったらだめになりますよ、W氏さん。
W 様
F原に送信していただきましたメール拝読いたしました。
Wさん、本当にご苦労様でした。
Wさんにとっては、長い年月であったかもしれませんが、行政にとっては短期間
でまちづくりを行った先進事例になっています。
Wさんのおかげで、まちが一つになれました。
「ファサード」は、街並み景観であるとともに、心の統一でもあるのです。
自分の部下だった者を褒めるのはどうかと思いますが、N島とF原の頑張りには
ずいぶん敬服したものです。
まちと行政が真剣に向かい合い、一所懸命がんばれば必ずや形になるのです。
まちづくりは、木で仏像をつくるようなものです。
不思議なもので、木から下駄もできれば仏像もできます。
まず、仏像をつくるんだという志が必要です。
そして、どのような高名な仏師が彫ったとしても、それはすばらしい仏像には
ならないのです。
その仏像に、何百年という歳月をかけて、多くの人たちが手を合わせてこそ、
その仏像に魂が入るのです。
まちづくりは、仏像を彫る作業と、魂を入れる作業が重なってこそ、本当の
まちになるのですよ。
弱気になっていませんか、渡部さん。
私は部下たちに一度も後ろへ下がれと言ったことはありませんよ。
地域のために思ってなしたこと、誰かがしっかりと見ていますよ。
悪口を言われるしんどさはわかりますが、まちのためにと汗をかいていた
Wさんの真摯で高邁な精神、私は知っていますよ。
さあ、いっしょに魂をいれましよう!!
この事業は、この通りで蒲団屋さんを営むW氏の熱き思いからスタートした。彼は10年という歳月を心の火を燃やし続けながら、行政に訴え続けてきた。
そして、5年前、その思いが形になった。
でも、そんなに簡単ではなかった。衰退し始めていた商店街の人たちにファサードが何であるかを説き続け、そのメリットを説いて回った。さまざまな中傷誹謗を受けながら、彼はあきらめなかった。いまだかつて、その3商店街がまとまったことがない中で、あきらめなかった。本業を横においてまちづくりに東奔西走した。
だから、行政は彼を応援することにした。
そして、その担当になったのがN島とF原だった。W氏との連携、徐々に賛同者が増えていった。その粘りは半端でなかった。
そして、9日、完成した。素敵なまちができました。
過日、そのW氏からメールが届いた。祭りの後のような気分であると綴られていた。疲れたのだろう。当たり前だ。でも、私は、以下のようなメールを送った。
まだまだ、道半ばでやめちゃったらだめになりますよ、W氏さん。
W 様
F原に送信していただきましたメール拝読いたしました。
Wさん、本当にご苦労様でした。
Wさんにとっては、長い年月であったかもしれませんが、行政にとっては短期間
でまちづくりを行った先進事例になっています。
Wさんのおかげで、まちが一つになれました。
「ファサード」は、街並み景観であるとともに、心の統一でもあるのです。
自分の部下だった者を褒めるのはどうかと思いますが、N島とF原の頑張りには
ずいぶん敬服したものです。
まちと行政が真剣に向かい合い、一所懸命がんばれば必ずや形になるのです。
まちづくりは、木で仏像をつくるようなものです。
不思議なもので、木から下駄もできれば仏像もできます。
まず、仏像をつくるんだという志が必要です。
そして、どのような高名な仏師が彫ったとしても、それはすばらしい仏像には
ならないのです。
その仏像に、何百年という歳月をかけて、多くの人たちが手を合わせてこそ、
その仏像に魂が入るのです。
まちづくりは、仏像を彫る作業と、魂を入れる作業が重なってこそ、本当の
まちになるのですよ。
弱気になっていませんか、渡部さん。
私は部下たちに一度も後ろへ下がれと言ったことはありませんよ。
地域のために思ってなしたこと、誰かがしっかりと見ていますよ。
悪口を言われるしんどさはわかりますが、まちのためにと汗をかいていた
Wさんの真摯で高邁な精神、私は知っていますよ。
さあ、いっしょに魂をいれましよう!!
こんなに、温かさを心に感じたコトはありません。
改めて、人々に生かされていると思いました。
「息」「意気」「活き」「生き」
を六感に感じて前向きに活きたいと思います。
今後とも、宜しくお願いします。