走る営業公務員、奮闘記!!

地方分権が進展する中での地方からみた木っ端役人の奮闘記です。

十河 信二 伝 PARTⅡ

2006年04月01日 01時06分57秒 | その他
②信念
 十河という人物は、権謀家ではなく、かけひき、取り引きというものが嫌いで、ひたすら正論をはき信念を貫き通す。
 良いことは通す。悪いことは止める。この二つのことを妥協せずに断固実行する力が、並外れている。

③エピソード1
 「君たちが『気ちがいジジィ』と呼んでいるくらいは知っているよ。しかし、このままでは国鉄は滅びる。俺は歳だが、若い君たちに光をあげたいんだよ。」

十河 信二 伝 PARTⅠ

2006年04月01日 00時56分37秒 | その他
●十河信二の国鉄改革

①組織の再生
 半官半民とは、いわば官吏に金儲けを強いるシステムである。
 官僚ほど採算に無頓着な人々はいない。
 破綻は目に見えている。
 一般に官僚は、大過なく過ごすことをもって美徳とする。
 累積する赤字額より、帳簿が正しく書かれることをよしととする。
 得点よりも失点を恐れ、系統、年次、学閥を尊び仲良しグループをつくる。
 しかし、十河は次のような改革を行った。
 ・民有車輌制度
  民間の車輌会社から国鉄が車輌を借り上げるというもの。
 ・支社制度
  各支社に権限を大幅に移譲し、現場の創意工夫によってサービスと採算を
  向上させようというもので、後の分割民営化のもととなった。
 ・能力主義の徹底
  

十河 信二、知ってますか?

2006年04月01日 00時44分34秒 | その他
愛媛県が生んだ偉人を紹介します。
十河 信二(そごう しんじ) 1884年~1981年
愛媛県新居郡中萩村生まれ。
西条中学、一高、東京帝大卒。
後藤新平に認められ鉄道院(現JR)に入社。
西条市長も勤める。
昭和30年、70歳で第4代国鉄総裁に就任。
2期8年(S33年~S38年)を勤める間、財政黒字にした他、東海道新幹線建設も実行。
彼のエピソードについては、順次、紹介します。