ここ3、4日前まで毛布を出すのが面倒だったのでタオルケットでやり過ごしていましたが、朝の冷え込みにとうとうギブアップ。
毛布を出して快適なベッドライフを過ごせるかと思いきや、今度は布団から抜け出せず遅刻しそうな日々に悩まされています。
そんな感じで寒さがより厳しくなってきた今日この頃。
今週、トドリキ班は映像を撮るという意味では活動をしていません。
11月2日(水)第1回目のゼミ内試写会を目処に、この1週間は編集作業を中心に行いました。
まずは10月21日(金)と10月22日(土)に撮影した映像をそれぞれ確認して、映像として発表したい部分を切り取ります。
動画は昼と夜の街の対比から始まり、お店に向かいます。
お店に入り、オーナーのインタビューをします。
それからオーナーに下高井戸という街をイメージして頂き、イメージをお酒に落とし込んで具象化してもらいます。
最後にお客さんのインタビューを流します。
出来た動画を事前に班員で確認したところ、気になった点は以下の4つです。
・動画が単調
・インタビューの音声を拾えていない(肉声がBGMに負けている)
・ナレーションを入れないとインタビュー内容が伝わりにくい。
・差し込みたい映像を撮りきれていない。
改善策
・オーナとお客さんの発言にリンクするような内容をまとめて流す。
→場面展開が多くなり、単調なシーンを避けることができる。
また内容に繋がりがあるため、相互間の需要と供給のバランスを綺麗に伝えることができる。
・店内BGMに負ける肉声はボイスレコーダーを準備したり、マイクをお客さんにつけてもらう。
・時間不足。原稿不足。
・差し込みたい映像は、オーナーに具象化してもらったお酒の街並み。
→お酒と対比するように映像を入れたい。
2つ目のお客さんの声をうまく拾えていないこと以外は主に時間が足りないことが原因です。
そのため2回目試写会までに出来る限りで、場面展開のある編集、ナレーション作成、差し込みたい動画撮影を行いたいと思っています。
内輪の話し合いでこれだけ改善する箇所の見つかったため、発表を遅らせたいのですが試写会する日は変えられません。
削りに削り、動画時間は約18分。これでも長いため10分前後に作り直さなければなりません。
動画を見終えた他の班と先生の意見は以下の通りです。
・店内の引き(全体)の画が欲しい。
→撮る。
・お店通しのつながりなど商店街特有のポイントはないのか。
→店の繋がりで撮影をしていくと、どんどんお店のPR動画になってしまいそうで、その線引きが難しい。
また深夜のBarに焦点を当てているため、日中営業のお店との関わりは薄い。
居酒屋や他のBarについては要検討。
・オーナーとお客さんの会話している画(地域コミュニティの形成を表現するのに)があればいいのではないか。
→プライバシーの問題があるためお客さんとの交渉。
・ナレーションが必要
→原稿を考える。量も考慮。
・動きがない、つまらない
→編集案はある。次回までに仕上げるため、その後再度感想、意見が欲しい。
・お客さんの顔を写していない。リアリティがなくて、非常につまらない。
→説得を頑張る。
・映像が暗い、見にくい
→編集してみる。
・夜の他の店を外観だけ撮っていたが、全く意味がない。人の入り用が可視化できなければだめ。
→外からお客がいるかどうか確認できる場所を探す。もしくは店内撮影の許可をもらう。
と以上のように自分達で話し合っただけでは出てこない、けれど指摘されてハッとさせられることがたくさんありました。
追加で映像を撮り、編集して、インタビューして、ナレーション撮って、、、、終わりが見えません。
しかし最も恐ろしいことは、これだけ改善する箇所があり、仕事量が半端ないのに
1番の問題は社会学と深夜のBarをどうやって結びつければいいのかまだ明確な答えが出ていないことです。
テーマは深夜の下高井戸。
そのため、営業しているBarに焦点を当てて、映像を作りたいと思いましたが、
それがどんな社会学に繋がるのかということは全て映像を撮ってみないことには分かりません。
漠然と夜中に1人でお酒を飲むということについて考えても、実際に毎日深夜にお酒を飲んでいる人にしか、本当の意味や意図は分かりません。
その中で映像を撮ってみて、まず私たちが感じたことはBar ELGINがサードプレイスの役割を果たしているという点です。
家でも職場でもない、けれど心落ち着けることの出来る場所になっていました。
しかしBarに来る人のみんながみんな、安らぎを求めてお店にいらしている訳ではありません。
純粋に酒が飲みたい、オーナーと話がしたい、一服して帰る、ちょっと酔い足りないなどと理由は人それぞれ。
そのためサードプレイスという役割を持っていてもそれはあくまでBar ELGINに備わる一つの特性でしかないように思います。
実際にオーナーやお客さんもインタビューでいくつものキーワードを仰っています。
映像を見終えたあと、先生からも指摘していただいたように
・孤独
・教会の牧師
・ストレス
・深夜
・お酒
・第三者
・恋人
・タバコ
・家との距離
・人とのつながり
・年齢
・新しい関係の構築
などなど、色々と深夜のBarにお客さんが集まる鍵が散りばめられていました。
上記の点を如何にして社会学と結びつけ、動画を作成していくのか、残り2ヶ月もありませんが尽力します。
ひとまずは振り返った時に誰もいない、なんてことにはならないような班長でありたいと思います。