来月11月に試験の公告がある来年度(平成25年度)の司法試験と司法試験予備試験で,これまで認められていた試験途中の退出ができなくなるようですね。
法務省がらみの試験では,すでに司法書士試験や土地家屋調査士試験で昨年度から試験途中の退出が禁止されていましたので,これでほぼ全面的にできなくなるということのようで・・・
来週の日曜日に行われる宅建は,従来より試験途中の退出はできません(マンション管理士試験,管理業務主任者試験も同様)。
これで試験途中の退出が可能な試験は社会保険労務士試験と行政書士試験,そして貸金試験ぐらいになってきました。
社会保険労務士試験と行政書士試験は共に3時間以上の試験時間がありますので,途中退出ができないということになりますと,(受験者の忍耐力等にもよりますが)相当厳しくなってくるかもしれませんが(といっても,司法試験や司法書士試験も同じなんですけどね),試験時間が2時間の貸金試験は将来的にはどうなるんでしょうかねぇ・・・
貸金試験の場合,一昨年や昨年度の問題レベル的に,途中退出者は初期の頃よりも確実に減っていそうなので,退出禁止はあまり問題にはならないかもしれませんが・・・
もともと不正受験防止を目的に行っていることですから,一般の受験者の方にはあまり関係がないことではありますけどね・・・
つきなみな結論になりますが,来週の宅建試験も,来月の行政書士試験も,あるいはそれ以外の試験でも,最後の1分1秒まで時間をフル活用するのが一番ということになりそうです。