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シーズン2

商法で1問(4)

2012年04月17日 00時22分00秒 | 商法過去問

 この問題昨年の行政書士試験の商法総則からですけど,貸金試験用にも十分使える問題ですかね。

 5択か4択かの違いで・・・

 基本的には条文知識だけで何とかなる問題ではあります。

                    「問題」

 商人Aが、商人Bに対してAの商号をもって営業を行うことを許諾したところ、Aの商号を使用したBと取引をした相手方Cは、当該取引(以下、「本件取引」という。)を自己とAとの取引であると誤認した。本件取引の相手方の誤認についてCに過失がなかった場合、A・B・C間の法律関係に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。

 1 契約はAとCの間で成立し、Aが本件取引によって生じた債務について責任を負うが、CはBに対しても履行の請求をすることができる。

 2 契約はAの商号を使用したBとCの間で成立するが、AはBと連帯して本件取引によって生じた債務について責任を負う。

 3 契約はAとCの間で成立するが、BはAと連帯して本件取引によって生じた債務について責任を負う。

 4 契約はAの商号を使用したBとCの間で成立するが、Aは本件取引によって生じた債務について半分の割合で責任を負う。

 5 Cは、本件取引における契約の相手方がAであるかBであるかを選択することができるが、一方を選択した場合は他方との契約関係の存在を主張できない。

           (平成23年度行政書士試験 問題36)


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