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シーズン2

今年(平成24年度)の貸金試験の設問形式は過去の試験と比べて・・・

2012年11月28日 00時56分00秒 | 貸金業務取扱主任者試験

 試験の合格発表までまだ1か月半もありまして,結果が気になって仕方がない,という方には,日本貸金業協会のホームページに掲載されています,試験問題の「科目別設問形式別出題数」というものをちょっと見てみる(確認してみる)ことをおススメします。

 そこに過去の本試験のデータが,いろいろな角度から掲載されています(これを見ていると,実に精巧,精密に試験問題が作成されているのが分かります。第1回目の試験の頃から,将来を見据えて段階的に難易度を決めていた可能性もあります)。

 この中で特に重要なのは「設問形式」

 貸金試験の設問形式は,全部で4パターンになっています。

 ① 4択形式

 ② 個数形式

 ③ 穴埋め形式

 ④ 組合せ形式

 の4つ。

 これは第1回目の試験から,一昨年の第5回試験まで基本的に変わっていなかったのですが,昨年(第6回)で(ついに?)異変が起きまして,③の穴埋め形式からの出題がありませんでした(ゼロ)。

 そしてその分(本来の穴埋め形式の出題数2~3問分)が,①の4択形式と④の組合せ形式に振り分けられるということになってしまいました。

 具体的に言いますと,

 (平成23年度 第6回試験)では,

 4択   33問

 個数    5問

 穴埋め   0問

 組合せ  12問

 というふうになっていました。

 このことが昨年の試験を異常に難しくさせた一つの要因にもなっています(穴埋め問題というのは,穴はいちおう4つありますが,そのうちの1つが分かれば,その後は2分の1(50%)の確率で正解を出すことが可能でした)。

 ちなみにその前の年の(平成22年度 第5回試験)では,

 4択    31問

 個数    5問

 穴埋め   3問

 組合せ  11問

 でした(第1回試験から第5回試験まで,必ず最低2問以上は穴埋め形式の問題が出題されていました)

 それでは,今年の第7回試験はどうだったのか?ということ。

 4択    36問

 個数     5問

 穴埋め   0問

 組合せ   9問

 ということですね。

 結果だけで言いますと,個数と穴埋め形式の数は,昨年度(第6回)と変わらず,組合せ形式の問題数が過去2年の試験と比べ減少(昨年度よりは3問減少)

 その分,4択の問題が増加した(組合せ形式で減った3問分がそのまま増加)ということになります。

 このことが,今年の試験の難易度を左右する重要なカギを握ることになりそうですね。