特定行政書士 徳能ブログNEO

特定行政書士とくさんのちょっと得するかもしれないお話  
シーズン2

平成24年度行政書士試験お疲れさまでした

2012年11月11日 19時39分30秒 | 行政書士試験

 行政書士試験受験者の方,本試験お疲れさまでした。

 全国的に天気がぐずついてしまいまして,受験者数は6万人を超えたかどうか?というところだと思います。

 愛知県の愛知学院大学で,試験開始時刻が30分繰り下げの措置がとられた(午後1時30分開始)という点を除いては,特別な問題(トラブル)もなく終了したようです(メデタシ)。

 試験問題のレベルですが,ざっと見た感じでは,一昨年(平成22年度)並みに,また戻った?というところのようで・・・

 ページ数も昨年(51ページ)から,今年は57ページとボリュームアップ(平成22年度は58ページ)。

 基礎法学の「みなす」と「推定する」の条文問題は,正確に条文をつかんでいませんと,確実に引っかかってしまいますね。

 一見して難と感じたのは,民法の択一の「譲渡担保」

 これはできなくてもある意味仕方がないかもしれません。

 この論点で,まるまる1問ですからね・・・

 準備していた方がどれくらいいたのか(今年の司法書士試験の午前の部問題15)に出てましたので,司法書士試験から行政書士試験へ,という方にとっては,ある程度対策は立てられていたかもしれませんけど,行政書士試験専業受験者の方は相当苦しかったと思います。

 代理人と使者の違いに関する問題も,平成16年の司法書士試験の過去問(午前の部第5問)等を見ておけば・・という感じで・・・

 無償契約に関する問題は,管理業務主任者試験の民法では頻出の論点ではありますけど・・

 個数問題は意外に少なかったですね(2つ)

 しかも1問は相続がらみ

 相続は記述式でも出ていまして(遺留分に関する問題),やはり業界的にこの論点は,はずせないということのようです(相談が多いということ)・・・

 選択式では,行政法で「国家の起立斉唱の義務付け」の是非に関する判決から。

 この判決は今年の2月のものですから,古いものばかりではなく,最新の判例も見ておくように,ということのようですね(タイムりーといえばタイムりーです)。

 一般知識で「防災政策」なんていうものも出ていますね(昨年の震災に絡んだ問題)。

 たとえどんな問題であっても,一般知識は最低4割は超えていることと思いますけどね・・・

 パッと見た感じですので,コメントが大雑把になってしまいました。

 問題を検討してから再度,今年の試験の難易度等について書きたいと思います。

 いずれにしても,試験を受けられた方,お疲れさまでした。

 まだまだ気力,体力に余裕があるという方は試験問題の分析を,そうでない方はゆっくり休まれてから(気が休まるかどうかわかりませんが),一日頭を休ませた後,明日以降,少しずつ今年の試験を振り返ってみると良いのでは?と思いますね。

 難易度はかなりのものだったと思います。