先週すでに予告済みの,「今年の宅建で取らなければならない最低ライン」の予測についてです。
言うまでもなく昨年(平成22年度)の宅建の合格ラインは36点(問)で過去最高タイでした。
2年連続でこういう高い数字になる(つまり問題の難易度が平均より低くなる)ということは考えにくく,今年はここから何点か下がる(つまり昨年よりは難易度が高くなる)と考えるのが妥当。
それでは,一体どれくらい下がるのでしょうか?・・・
更に言うと,だいたい何点ぐらいを目標にラストスパートをかければよいのか?・・・
ということ。
同じことはすでにトリプルWINでも書いています。
以下重複することになりますが,もう最後ですからね。
1991年(つまり20年前)から昨年2010年度までで,次年度の合格基準点が前年度より4点(4問)以上下がったことは,実に2回しかありません。
最初に起きたのが,1994年の33点から翌95年の28点への5点降下。
そして2回目が1997年の34点から翌98年の30点への4点降下。
ここ20年間で次年度の合格基準点が前年度よりも4点以上下がったのはこの2回だけ。
そのうち最初の回(95年度)は出てきた数字が20点台でして,完全に例外年。
これを除外しますと,この20年間でたったの1回しか起きない現象ということになります。
このことから言える結論はひとつ。
今年の宅建では最低33点(33問)以上取るようにしましょう。
33点(33問)取れば,必ず合格できるというわけではありませんが,過去のデータ上では32点(32問)以下は非常に厳しくなるということは疑いようのない事実。
それでも(確率は)ゼロではないと思いますが(5%ぐらい?),さらにそこから1点下がって(31点),ということになりますと,確率いぜんに,相当厳しくなってしまいますね(さすがに前年度から5点以上下がる試験(難易度)になるとは思えず・・・)。
36点が連続するということが考えられないとするならば,合格ラインにもっとも近いのはやはり33点(33問)~35点(35問)の範囲。
戦前の予測としては,このあたりで決着する可能性が濃厚だと思いますが(当然のことながら35点に近ければ近いほど合格の確率は高まると思います)・・・
本試験までついに2週間を切りましたが(逆に言うならば,まだ2週間近くあります), 要はこの得点に向かっていけば良いということで・・・
あくまでデータを基準にしたお話ですけど,10月16日に向けての最終戦略の目安にはなると思います。