月と塔、大人のお子様ランチ 2：本物を少しづつ

★飛び込み記事です★



■大人のためのお子様ランチ

待つこと暫し。コースを組むフレンチ・クックが、一皿に盛り込んでくれました。
冷たい瑞瑞しいものから、ふっくらと暖かいものまで。美しい本物が並ぶ、大人のための愉しいお子様ランチです。しばし、ワクワクと眺めました。
ナイフ、フォークの他に、お箸まで(笑)。お好きに、気どらず…との配慮でしょうか(ニッコリ)。

○水蛸のカルパッチョ、瑞瑞しい野菜たち
○甘鯛の風流フリッター(常盤堂の雷おこしを衣にして)
○一口サーロインステーキ、ひと切れの鴨とフォアグラのバルサミコ・ソース
○ストウブ仕立ての魚介のパエジャ

ワクワクします。寄ってみましょ。



水蛸のカルパッチョは爽やかな香りに、いくらが強さを足していました。
二色のトマトとブッファラ・ポッコンチーノを串でまとめれば、立体カプレーゼ(笑)のようなビンチョスです。



カシカシっとした雷おこしの中は、ふっくらと白身が優しい。ちゃんとタルタルソースも、こんもり茸のように添えてありました。
一口ステーキといいながら、この厚み(笑)！三口強の噛み応えが嬉しいお肉でした。



ムール貝、海老、あさり、そしてサフランと豊かに香る、本当のパエジャに、ニッコリです。

料理をする大人であるからこそ、このプレートの価値がわかります。手間を惜しまず、美味しくたべてね、と聞こえてきます。
ひとつひとつが本物だから、あれこれ迷う気持ちで、ワクワク話すのも愉しいです。
ちびの日に食したお子様ランチの思い出を話したり。自ずと笑顔が拡がります(ニッコリ)。

食が細くなったご年配の方も多い浅草なら、こんなプレートがあったら、ご馳走気分で喜んで貰えるのではないかしら？ 作る側は大変でしょうけど！(微笑)
お孫さんのお子様ランチには、旗がたったオムライス、乳酸飲料にハンバーグがあって。本物を食している、おばあちゃまと並んで、お互いをくらべっこしながら、愉しく食べたら特別な想い出になるでしょう。そんな風景が浅草には似合うように思います(ニッコリ)。


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月と塔、大人のお子様ランチ 1：月を飲み干す

こんばんは。西ほどの荒れ模様には至らずとも、東京にしては厳しい冷え込みが続いています。
そんな中、疲労困憊でよたよたしていた週末でした。やっと！の達成感で、なんとか食欲に繋げたかった日、笑顔になった外ごはんを、書きたいと思います。

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さえざえと月の明るい夜でした。その明るい月がスカイツリーのてっぺんに刺さるような刻限に、レストランにつきました。
疲労困憊していたので、何か笑顔になるような食、そうだ！大人のためのお子様ランチのように、愉しい気分になるような食を、とお願いしました。この夜は、 Egg Gate muffin (笑)を作ってくれた貴福さんがシェフを勤めてくれました。



疲れている私に優しいようにと、窓際の闇に近く感じる席。柔らかな蝋燭の灯りが揺らいで。
スタータの一杯。細やかな金色の泡に浮かび上がる月がひとつ(微笑)。
丸く切り抜いたレモン・ピールを月にみたて、爽やかな香りが、寛いで…と呼び掛けてきます。



こんな美しい月夜だったのです。手を延ばしたくなる…ちびのように、おねだりしてみたくなったのです(微笑)。
■R、ザ・ゲート・ホテル雷門13階 (台東区雷門２丁目)


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