<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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そもそも会社員生活をしているとNHKの朝ドラを見ることはほとんどない。
朝の放送時間はすでに通勤時間になっているし、昼の再放送時間はランチタイムなので大衆食堂でテレビを点けているところ以外では見ることはない。
そこへいくと在宅勤務が多いご時世、NHKの朝ドラを見ている人も少なくないと思う。

かくいう私も普段はちっともテレビを見ないのだが、実家に立ち寄ったときに朝ドラを見る機会が少し前にあった。
見たのは「エール」。
今放送されているドラマだ。
少し見て感じたのは、明るくてそれでいてドラマチックで、主人公のモデルが古関裕而だけに時々出てくる音楽シーンが楽しい。
なかなかいいドラマなのだ。

あまりにほのぼのと楽しいので正直、これ以降録画して殆どを見るくらいに気に入っているのだ。

朝ドラは明るくないといけない。
これは私の朝のドラマに抱いている子供の時からの印象だ。
もしかすると初めて見て記憶にあるドラマが「雲のじゅうたん」だったからかもわからない。

一日のスタートに「家族が病気だ」とか「事故」だとか「災害だ」とか「友達が行方知れず」だなんてのは見たくもないし、聴きたくもない。
最近は震災だとか洪水、コロナウィルスなどでそういうことが身近にリアル発生してしまうこともあり、陰々滅々な負の出来事を朝のドラマの題材にする連中の気がしれないのだ。

そこへいくと今放送されている「エール」は明るく、それでいて葛藤もあり、実に面白い。
主人公を演じる二人の俳優もなかなか好印象だ。

ところがドラマの収録がコロナの関係で止まっているという。
そのため放送は6月末で一旦中断。
再開は未定だが、今後どんな展開になっていくのか。
やはり古関裕而なので東京オリンピック行進曲が最大のハイライトになっていくのだろう。
間違っても我がタイガースの応援歌「六甲おろし」でないことは間違いない。

なお、このドラマでは志村けんがいい雰囲気をだしているのに、ドラマの明るさとは反対にコロナでリアルに亡くなってしまったのが限りなく寂しい。




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