奈良公園を東大寺南大門に向けて歩いていると外国人観光客が鹿の頭や首を素手でなでているのが目に止まった。
「お〜、汚いやないか」
と言ったのは鹿ではない。
私がそう思ったのだ。
奈良の鹿は可愛い。(年食った雄鹿を除く)
ディズニーアニメに出てくるバンビみたいなのも少なくないうえ、奈良の鹿は人馴れしていて人を恐れず横を通ってもびくともせず、逆になにか餌でもくれるんじゃないかと近寄ってくることもあるくらいだ。
こういう景色は日本でもここと広島の厳島神社ぐらい、というか世界的にも稀な光景なので、外国人にとってはここは「信じられない鹿の楽園」という風景に映るのであろう。
でもね。
鹿って自分の糞の上にでも平気で座るヒトたちですよ。
風呂に入ることもないし、恐ろしい感染症を抱えているわけでもないけど、正直ばばっちいのは間違いない。
したがって素手で鹿の頭をナデナデして、その手のままでソフトクリームなんぞを食っているヒトたちの感覚に「汚いやないか」と思うのは私だけではないと思う。
ちなみに奈良の人に聞いてみて、
「それは、汚い!」
とはっきりと言う。
奈良公園を歩くと鹿の糞に注意しないといけないのはもちろんのこと、何も考えずに鹿と戯れる外国人との握手にも注意が必要だ。
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