<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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まず最初に告白しておくと、この映画の見た部分は最初の15分ぐらいと、最後の15分くらい。
途中はちっとも覚えていないという、まれに見ぬ「おやすみなさい」映画になったしまったのであった。

その映画とは、ジャック・ブラック主演の「ガリバー旅行記」。

もともと日頃の仕事で疲れきっていたということもあったが、ひと月ほど前に鑑賞した「英国王のスピーチ」を仕事に疲れながら爛々とした目で鑑賞し、しかも見終わった後は感動で元気になっていたので、仕事の疲れだけが「ガリバー旅行記」が「おやすみなさい映画」になっていた原因ではないことは間違いない。

それにしてもジャック・ブラック主演で「ナイト・ミュージアム」のスタッフで製作したというからには、きっと面白い映画に違いないと思って3Dの高い料金を払ってまで見に行ったのだ。
しかも字幕スーパー英語版を見るために映画館までも厳選した。
にもかかわらず、映画は「おやすみなさい」。

面白いとかつまらない以前に、内容をちっとも覚えていない映画なのであった。

とってつけたようなCG合成だけは鮮明に記憶に残っており、その時点でお金を払ったことに後悔していたことも鮮明に記憶している。
ストーリーもとんちんかんで、ちっとも面白くない。
なんといってもほとんど覚えていないので面白くないのだ。

あまりに面白くなかったので「ガリバー旅行記」をインターネットで調査してみると、今年のゴールデンラズベリー賞の最低映画作品賞を受賞している映画なのであった。
まさにアカデミー賞作品賞の「英国王のスピーチ」とは対象を成す作品であった訳だ。

そんなことを知っていたら、見に行かなかったのに.......。

ということで、こういう映画に無駄金使うくらいなら、家でビールでも飲んで昼間から居眠りをしていたほうがよっぽどマシだったに違いない。

なお、一緒にこの作品を見に行った中一の娘は、
「うん、おもしろかった」
とご満悦であった。
少し、教育をやり直さなければならないと思ったのであった。

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