画像は、「平成16年(2004年)新潟県中越地震」による上越新幹線魚野川橋梁橋脚の被害写真である。軸対称の特徴的な破壊形態を呈しており、上下動による衝撃破壊であると推測される。橋脚はつぎのような経過を辿って壊れたと思われる。
① 基礎から上下方向の衝撃波が入力された。
② 段落し部(強度・剛性の不連続点)で、それより上のコンクリート塊が上方向に跳躍した。 2018.06.06 追記 : なぜ、段落し部で跳躍したか?そのメカニズムについて、2017年の学会研究発表会で発表している。
③ その結果、段落し部のコンクリートに水平破断面ができた。
④ 鉄筋は跳躍分だけ伸びて長くなった。
⑤ 跳躍したコンクリート塊が降下して元の位置に戻った。
⑥ 伸びて長くなった鉄筋が外向きに座屈した。
⑦ 段落し部の被りコンクリートが剥落した。
なお、段落しとは、上方向に鉄筋を減らすことをいう。
2番目の画像をよく見ると、水平破断面の高さで鉄筋の本数が変化しており、下側の鉄筋は上側の2倍あることが分かる。
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日本人も一般の世界人も変わりありません、目先の事を優先し万が一の事は事実と関係ないとひと言の様に言います。人は貧乏で貧しい人ほど全体のことを考えるし、他人の不幸を心配する。現場の作業員は日雇労働者、「でも何時も心配していますよ何れ大変な事になる事を。」と言った事を
ある選挙ポスターで、上の記事の写真を使いたいのですが、許可をいただけないでしょうか。
10年以上前のことだし、たぶん大丈夫と思いますが、
使っては困るというクレームがきて、
せっかくのポスターが使えなくなる可能性はゼロではありません。
その辺のリスクをよく考えて使ってください。
その○○研究所という連絡先を教えていただけませんか。
掲示板上で無理でしたら、以下のアドレスへメールをいただけませんか。
taked4700@yahoo.co.jp
それはできません。
私も許可を得ていないからです。
自分で探してみます。
もし、そうであれば、他の疑問が出てくるように思うのです。橋梁が少なくとも10cm程度跳ね上げられても、橋梁の直上の位置にある敷石や桁、またはレールには何も被害が無かったのはなぜか。または実質的に被害とは呼ばないまでも、何らかの変化があるはずだと感じるのですが、何もそういった変動はなかったのか、が何となく疑問なのです。多分、レールは夏場などの熱による膨脹があり、その分の余裕があって、下からの突き上げはその余裕で吸収されてしまうとは思うのですが、敷石などは跳ね上げられてしまうことは有り得るような気もします。こういったことは検討されたのでしょうか。