平ねぎ数理工学研究所ブログ

意志は固く頭は柔らかく

少子化社会における人口減少は歓迎すべきこと

2024-07-17 21:37:39 | 政治問題

 

6:50~
佐藤章>これから2040年にかけて1千数百万人減っていくと、これは東京都の人口とほぼ同じだということですね。

つぎの二つの図を見てください。
2006年から2023年までの出生数と死亡数、そして、それらの差(出生数-死亡数)、を示しています。
破線は2006年から2019年(コロナ禍発生前年)までのデータを用いた線形回帰式です。


これらの図を見ると、日本は2008年以降人口減少社会に突入しており、コロナ禍以降加速化していることがわかります。
石丸氏と佐藤氏は人口が減るので大変だ大変だと騒いでいますが、人口減少の何がいけないのでしょうか。
死亡数が出生数を大きく上回っていますが、これは人口動態としては健全な状態であると思います。
若者が亡くなるのは困りますが、死ぬのは年寄りばかりですから何の問題もありません。
人口を10年毎に区切ると、70代に塊があり、これが現役世代の大きな負担になっています。
70代の老人の人数は、10年後には半分以下になり、20年後はほぼいなくなるはずですが、これは現役世代の負担を減らすのでとてもよいことです。
石丸氏と佐藤氏は、人口減少は経済小国に繋がる、と主張しますが、人口減少が経済の縮小をもたらすとは限りません。
韓国や台湾が良い例です。韓国の人口は日本半分ですが、一人当りのGDPは日本を超えています。GDPもそのうち日本を抜くでしょう。
大切なのは人口の大きさではなく人口の質です。日本は少数精鋭を目指すべきです。それが出来れば人口減少社会は明るいはずです。