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7月の輸入物価、企業物価が発表されました

2022年08月10日 16時54分14秒 | 経済
7月の輸入物価、企業物価が発表されました
今朝、日本銀行から、7月分の輸入物価指数、企業物価指数が発表になりました。

既にマスコミの報道で、輸入物価の上昇が企業物価に転嫁される動きが出て、企業物価の上昇率が上昇しているといった報告が出ているところです。

このブログではさらにそれに消費者物価の動きを加えて加えて図のように輸入物価、企業物価、消費者物価の3つの主要物価の動きを見ています。
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物価上昇が始まった2021年の1月を100という形でスタートを揃えてて、その後それぞれの物価がどのくらい上がるのか、上がり方の差がどの程度かといったことも確り比較できるようにしてあります。

勿論消費者物価の7月分は今月20日過ぎでないと総務省から発表されません。しかし、消費者物価統計には早く発表になる東京都区部の指数というのがありまして、今の時点で7月中旬の調査の結果が出ています。

経験から言いますと、これが殆ど近似的、先行的に全国の7月の消費者物価指数の動きを示しましすので、此処ではその数字を全国の7月分と暫定的に見做してグラフに入れて7月までを揃えてあります。

         3主要物価の動き

                          資料:日本銀行、総務省

ところで現実の動きですが、輸入物価は177.5まで上がっていますが、企業物価は113.6、消費者物価に至っては、102.5までしか上がっていません。

アメリカやヨーロッパで消費者物価が10%近く上っているのに比べますと、世界中が「日本はインフレの起きない国だ!」と驚くのですが、元々このブログでは、それを予想して、日本がインフレにならない原因と結果の数字を毎月の動きをみながら実感しようと思って始めたものです。

物価が上がらない日本でも、最近は2%を越える年率の上昇で、日用品や食品関係の値上がり品目が1万数千に及び、年間複数回の値上げの商品もあるなどと報告されて、消費者は戦々恐々です。

そのあたりの影響は7月の数字に出て来ているように感じられます。ご覧いただきますように、0.5ポイントという大幅な上昇です。7月の企業物価も同じ0.5ポイントの上昇ですから、なかなか値上げできなかった消費者物価の4月、6月の一斉値上げの結果が噴出したようです。

これからは、少し消費者物価の「追い上げ」があるのかもしれませんが、上がっても、欧米主要国の半分に届かない程度が日本の消費者物価ではないかといった予測をしています。

結果は月を追って、このグラフにも出て来ると思います。ご興味と、お時間がおありでしたら、お付き合いください。

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