



以前から、とても行きたい場所の一つが泉州市恵安にある「崇武古城(すうぶこじょう)」だった。閩江大学4回生の張婷婷さんが、結婚披露宴の翌日に案内してくれることになった。市内からバスに乗って30〜40分、崇武に着いた。バスの途中、巨大な石造を創る工場をもつ会社がたくさんあった。








福建省の崇武古城は泉州湾を囲む崇武半島の先端に位置しており、明の時代の1387年に築造された城郭都市である。倭寇の深刻な撹乱(かくらん)を取り締まるため、明王朝は、北は山東省から南は広東省まで、海岸沿いに「海の万里の長城」(沿海防衛施設)を万里にわたり築造した。600年以上を経た今日、当時の防衛施設のほとんどは、長い歳月と何回かの戦火によって破壊されたが、崇武古城だけはほぼ往時のままの姿で海辺に残っており、中国の城郭史を研究するうえで重要な史跡となっている。古城はすべて花崗岩で築造されていた。城壁は4つの丘の上に築造され、形は蓮の花のようになっている。城壁の中は、町が形成されている。そして、ユニークな習俗が形成された。「恵安女(けいあんめ)」と呼ばれる女性たちの習俗である。
1980年代に、日本のNHKで「海のシルクロード」が10回以上にわたり、スペシャル番組として放映された。この番組で、泉州の街や恵安女が紹介されていた。ぜひ、この街に行きたいと思っていた。
そして、城壁を見回っていたら、「恵安女」のショーを見ることもできた。













新幹線「恵安駅」に戻った。駅の中には、「恵安女」の壁画が描かれていた。容姿が美しいことで有名な「恵安女」は、出稼ぎや漁師を生業とする夫にかわって、家事や畑仕事や造船、魚の処理や販売を全部自分たちで受け持ったので、その勤勉さもよく知られているようだ。







崇武古城の写真を探していたところ、ブログおよびすばらしいお写真を拝見させていただきました。
下記URLのお写真2点の使用したくご連絡差し上げました。
https://blog.goo.ne.jp/tera1868/e/0288adcd95ebaf8d6b8e8a0687390ea9#comment-list
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/2d/b7d984c89eabc1eba1e788008618611d.jpg
http://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/95/0e0e596b60dd2b7dc0b30db0b0232f22.jpg
用途:2019センター試験過去問データベース(社会)で使用
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