彦四郎の中国生活

中国滞在記

日本語情景劇表演➊—2回生たちは、表演会場でのリハーサルや前日最終確認を経て、いよいよ劇発表ら

2024-01-04 05:00:43 | 滞在記

 11月上旬より指導を開始し、取り組み始めた日本語学科2回生たちの「日本語情景劇」。3年間にわたる中国の「ゼロコロナ政策」が終わり、4年ぶりの開催となる。まずは、PPTを作成し、「日本語情景劇表演」のイメージ作りから始めていった。そして、4つの劇グループができ、劇の演目が決まり、台本(脚本)がほぼできたのが11月28日ごろ。公演まで1か月余りとなった。配役も決まりセリフの練習にようやく入り始めることができた。

 12月21日、制作準備をしていた、各グループの劇看板が教学楼3A棟の3階廊下に、宣伝のために置かれた。(➀「スパイ・ファミリー」※日本のアニメドラマより、➁「おむすびころりん」※日本の童話より、➂「推(お)しの子」※日本のアニメドラマより、➃「宮廷の諍(いさか)い女(め)」※中国清時代の歴史ドラマより[中国版・大奥])

 突然の日本語劇看板の出現に、外国語学部の英語学科の学生たちも看板の前に足を停めて、さかんに写真を撮る姿もよく見られた。このようなようすを目にした2回生たちも、公演までの1週間余りは、自主的な早朝や夕方の練習や準備に熱が入り始めたようだ。

 「推しの子」の二人の主役の江さんと師さんが渡り廊下でセリフの練習をしていた。江さんの日本語会話能力は高いが、師さんはとても低い。なぜ彼が、たくさんのセリフもある主役になったのかは分からないが、とにかく江さんがマンツーマンで師さんの会話力向上を指導し続けた1か月間だった。そして、師さんの日本語会話能力も同時に向上していった。

 12月26日の午前に、公演会場となる大教室でのリハーサルを行った。そして29日(金)の午前中、通常の授業で使っている教室で、1時間ほどの最終準備確認や各グループの練習(台本を見ない)などを行った。そして、司会の二人の練習も‥。看板も翌日の公演教室前に移動。

 日本語学科の教員たち(審査員)用の「プログラム+各劇の台本(脚本)」もこの日に完成した。私にとっては初めての日本語劇の指導であり、新型コロナウイルス感染問題での4年間の日本語劇の空白もあったので、指導と取り組みはとても難しくもあったが、ようやく本番を迎えることができるレベルにまで準備が整った12月29日だった。


1 コメント

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Unknown (大阪▪枚方市、小野賢一)
2024-01-04 12:07:48
明けましておめでとうございます。
大学での日本語劇指導は大変難しそうですね。寺坂さんの努力が目に浮かびます。
身体の調子は如何ですか。
2024年1月4日(木)
小野賢一 拝
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