先日、日本の沖縄地方は5月上旬頃に梅雨の季節になるとの予報が報道されていた。沖縄の那覇市とほぼ同じ緯度にある中国福建省福州市は、穀雨(谷雨)の季節が始まった4月20日頃からは、ほぼ連日の雨模様。すでに福州は梅雨の季節に入っているようだ。
大学の授業が午前中(8:30~)にある木曜日と金曜日は、アパートを早朝の5時30分前に出る。もよりのバス停付近の歩道には、この時期、夜が明け始める早朝の5時30分ころから路上市場が毎日開かれ、野菜・魚・衣類・雑貨などが売られる。買いにくるのは早起きの高齢者がほとんどだ。
たまに散歩に行くアパート近くの石畳の坂道。うっそうとした木々の緑が坂道にかかる。塀の内側の建物から、中国琵琶の音色が聞こえることもある。ちかくにある「書里書外」という名前の看板がかかるの建物など、この辺りは1920年代頃に建てられたレンガ造りの建物も多い。
4月下旬になり、枇杷(びわ)の実が少し黄色く色づき始めてきている。桑の実もすこし赤色から黒色へとなっている実もあり、食べてみると美味しかった。福建師範大学正門付近の夾竹桃(きょうちくとう)も開花し始めた梅雨の初夏。福建師範大学構内に隣接した学生街の入り口で、葬式を終えた人々が、葬儀で身に着けた葬儀用衣服を燃やしていた。
4月19日(土)の午後6時から、福州市内のホテルで福州日本企業会の定例総会が開催された。出席者は90名余り。来賓には中国広東省広州の日本国総領事館の首席領事らも参加。日本貿易振興機構(JETRO)広州代表所の岡田英治氏が「中国における日本企業の動向」に関して特別講演を行った。岡田氏に初めて挨拶に行ったら、「あなたのブログを見ています」と告げられて、ちょっと驚いた。
乾杯や食事会、公園などの総会は2時間ほど続き、午後8時頃に閉会となつた。年に2回の日本企業会総会、次回は12月の兼忘年会総会となる。
福州日本企業会総会の会場の隣の大広間の会場では、大勢の中国人たちが集まり、一段と賑やかな会場。ステージでは様々なショーも繰り広げられていた。
明日4月26日(土)から、日本は大型連休(ゴールデンウイーク)期間に入る。この期間に関西国際空港の国際線利用客の予想が4月18日に発表された。関西空港を運営する関西エアポートによると、約95万人とコロナ前を上回る見込みと発表。人気の海外行先は、1位から順に、「中国」、「韓国」、「東南アジア」と報道されていた。おそらく「中国」の中には、台湾や香港も入っているのかと思われる。
中国も5月1日(木)から4日まで労働節(メーデー)による連休となるので、明日26日から日本に観光に来る人もけっこうあるだろう。日本政府観光局(JNTO)は4月16日、2025年3月に日本を訪れた中国人が前年同月比46.2%増の66万1700人だったと推計を発表した。国・地域別では韓国に次いで2位の多さだった。また、1月~3月の訪日中国人は、前年同時期比の78.1%増の236万4900人との発表。(※3月訪日外国人は前年同月比13.5%増の349万7600人。1~3月の累計は23.1%増の1053万7300人で過去最速で1000万人を突破したとの報道。
私も、明日4月26日(土)から5月7日(水)までの12日間も、大学での担当授業がないことになったので、急遽だが日本に一時帰国をすることにした。中国厦門航空便(福州空港—関西空港)は、今年の4月1日から毎日の就航となった。(それまでは週に4便だった。)日中間の人々の往来が多くなったためかと思われる。2013年以来、12年間余り中国の福州で暮らしているが、毎日、福州—関空間に飛行機が就航するのは初めてとなっている。
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