5月に入って「デェイゴ」の真っ赤な花(沖縄の「島唄」デェイゴの花が咲き 風を呼び嵐が来た----)が開花し始めた。デェイゴの木の花が満開になってきた5月の10日頃から、福州は本格的な「梅雨」の季節となった。同じ頃、日本の沖縄も梅雨入りした。毎日雨が降り続く。亜熱帯特有の「スコール」と呼ばれる激しい雨も降る。日本の「梅雨」の降り方よりも長く激しい降り方。洗濯物が数日間乾かないので、ストーブを利用して乾かすことも多い。
雨が降らなければ、蒸し暑い。気温は30度を超える日が多い。「梅雨の晴れ間」の一昨日は、34度だった。桐の木の花によく似た紫色の花を咲かす樹木が美しい。そして昨日は、「ジャスミン」(茉莉花)の花が開花し始めた。かすかに薫る上品な香り。
中国の大学では、6月下旬頃が卒業式となる。閩江大学でも5月に入って、「卒業式の制服」を着た学生たちが卒業に向けて、後輩や親しい仲間たちと記念写真を撮る場面をよく見かけるようになった。後期の授業は、6月中旬までで、6月20日からは「期末試験期間」となる。そして、7月5日ぐらいから約2か月間の夏休みが始まる。ここ数日間は、期末試験の作成に追われるようになった。
宿舎のバス停付近にスイカ売りの車。半分に切ったスイカを買った(10元--150円)。とても甘くて美味しい。中国は果物が豊富で安い。開店祝いの店の前で「南方の民族音楽」を奏でる一団があった。
5月20日(火)の夕方。福建師範大学の教員たちと会食をした。とても安くて美味しい店だ。5月18日(日)には、福建師範大の藤田さんとともに福州市内の「さくら日本語学校」を訪問。
5月25日(日)、市内の大型書店へ。書店の背後にある「于山」の丘陵景勝区を散策したら「辛亥革命記念館」があったので入った。入場無料。孫文らを中心とした「辛亥革命」(1911年~)は、翌年「清王朝」を終焉させた。ここは、福建省の革命司令部があった場所。ここから見える「人民広場(五一広場)」の中にある福建省芸術文化センターでは、毎週末に民舞劇が行われている。一度見てみたい。
6月1日(月)は、「端午節」のため、中国の学校は休日となるようだ。