今日で5月が終り、明日から6月。福建師範大学は7月から夏休みに入る。6月の中旬すぎには「後期の授業」が終了し、19日より後期試験期間が始まる。
毎朝4時頃には起きて、授業準備などをする。朝、7時15分には宿舎を出て大学に向かう。途中で 「亀」「蛙(カエル)」「蟹(カニ)」を売っているおじさん。「美味しいから、買って!」という。「亀も蛙」も食べた人はあるが、あまり美味しいとは思わない。蟹はとても美味しい。「写真を撮ってもいい?」と聞く。「いいよ。」 大学の正門に着くころには、「暑さと湿気」で かなりの汗で下着が濡れ始める。
昨日の月曜日の午前中は、2回生「日本概論」の授業。かなり授業準備をして臨んだ。「日本人論」「中国人論」について90分授業を2クラスで180分。今日の火曜日は、1回生の「総合日本語2」の授業。1回生も 簡単な日常会話が できるようになってきている。90分授業を2クラス分で180分。
授業の合間の休み時間、福建師範大学日本語学科の「煙草(たばこ)教員三人組」がそろって、雑談にいそしむ。日本語学科の教員は18人ほどが在籍している。そのうち3人が日本人教員(全員男性)で、15人が中国人教員(男性2人、女性13人)。煙草3人組とは、林恒青先生(准教授)と日本人の津田先生と私。
授業が終わって、大学の食堂で昼食をとる。今日は「ごはん・ゆで卵・豆腐・野菜」。あまりにも べとべとした粗悪な油が多いので、美味しいとは思わない。特に「ごはん」が不味いので、今日は「ゴマ塩」を持つて来た。日本から持ってきたものだ。向こうのテーブルに日本語学科2回生の女子学生がいたので、このごま塩をふりかけてあげたら、「とても美味しい!」との反応。
食事後、宿舎に帰る途中の大学正門。卒業が近づいてきた4回生の学生と父母が、記念写真を撮っていた。卒業式もあと半月後になった。
19日の水曜日、日本の立命館大学大学院の受験をする学生の指導や、散髪をしたかったので、閩江大学の行きつけの店に行く。大学内を散歩すると「デェイゴ」の花が咲き始めていた。この花が咲くと「暑い夏」が本格化し始める。
同じく15日(日)に、閩江大学4回生の卒業論文発表会や「パーティ」開催の連絡(招待)があったので、出かけて行った。いろいろと世話にもなった学生たちに感謝したい。
ここ最近の最高気温は、ほぼ36度〜37度くらい。猛烈な「暑さと湿気」の日々。まだ梅雨時期が終わっていないので、「雨が降っているか猛烈な暑さ」。外に出るのは なかなか大変だから 買い物に行くのも辛い。スコールのような雨もよく降る。するとベランダは水がたまる。排水できるところがないので、バケツやビニール箒(ほうき)と塵取りを持って来て、たまったままの水をとり、トイレに流す日々。
夜になっても気温が下がらない。夜9時ころ30度。夜には「蚊」が毎晩やってくる。宿舎の窓の立て付けが悪いので隙間だらけだからだ。この頃 夜1時頃に蚊に刺された「痒み」で目覚める。また眠るが 熟睡ができていない。
朝4時に起床。外のベランダにある気温計を見ると28度。 まあ、こんな毎日。一昨日の夜、月がきれいだった。日本をつくづく思い出す。
福州の最近の天気を表す言葉に「闷热(メンロオ)」という言葉がある。「悶絶しそうな暑さと湿気」という意味である。