長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

そばがきぜんざいのつくり方

2015-01-19 07:38:20 | Weblog

熊本で築100年の古民家を改装して、「懐かしい未来の茶ろん」を計画中の友達

から電話があった。「そばがきぜんざいば、ドゲーして作ると?」とのこと。

@鍋に蕎麦粉を30g入れる。黄金比があり、その3倍の90gの水を入れ、かき混ぜる。

それからやや強火にして、すりこぎ(もしくは木のへら)で、一気呵成に「かく」。「そばをかく」

ので、そばがきという。天真庵では、それを朱塗りの碗に盛り、そこに餡子を入れる。

餡子は小豆を土鍋で炊く。アクをとるために、びっくり水を入れたり、ゆこぼししたり、そのタイミング

は、いろいろ試行錯誤しながら、完成させた。炭火でやったほうがだんぜん美味い!けど、焦げると、

土鍋をつぶすことになる。この8年に5個くらいの土鍋がお釈迦になった。合掌。

24日の三輪福さんのライブは満席になった。チーズケーキorそばがきぜんざいを、選べる

ようにした。8割がそばがきぜんざい。今日あたりから、毎日腕立て伏せをしなくては・・・

これから「卵かけごはん」夜は「長屋で女史会」

2月の味噌作りも今年は45人になった。来年のことを心配してもしょうがないけど、

どうなるのだろう。近くのお寺を借りてやろうかしらん。かたわらで「座禅講座」でもやりながら。


花のある人生

2015-01-18 08:23:19 | Weblog

昨日は「花のお稽古」

福岡出身の美人先生が、華道の道楽男3人衆をびしびし鍛えてくれた。

風邪が流行っていて、女子一人がお休みしたので、あまった花を

「さや」に投げ入れてみた。夕方には、お茶の仲間が、数寄屋わびすけなどを

持ってきてくれて、それも久保さんの花器に一輪差しにして楽しんだ。

その後は、花のある女子たちがやってきて「ヨガ」。花咲く空間にいろんな花が百花繚乱。

来月は原田先生が熊本で梅をいける。6月に熊本で「蕎麦会」を予定している。

実家の庭の松のお手入れも予定している。今月2日に90歳になった父から伝授してもらう。

今日は日曜日なので16時閉店。その後は「蕎麦打ち無門塾」 

昨日は「蕎麦を打った後に花」という新しいパターンをやった人がいる。

次会はダブル(20人ぶん)に挑戦するらしい。戦車が大型になった。

お花もうまくなったし、蕎麦も打て、珈琲も上手に入れられる・・・「もてなす戦車くん」だ。

明日は月曜日。月曜日の朝は「卵かけごはん」夜で「長屋で女史会」

 


手あぶりがあれば、茶も飲めるし、餅も焼けるし、あぶったイカで酒も飲める

2015-01-17 08:10:36 | Weblog

昨日はタイムドメインの日。

池袋時代からやっていて月に一度の「持ち寄りパーティー」。

好きなCDと、酒とつまみを持ってきて、それぞれの「今」を語りつくす、飲みつくす。

お店として売上はあがらないが、学ぶことが多い。天真庵のメニューとかコンセプトの

3割くらいは、この会で生まれたかもなんばん。

各自が「まいぐいのみ」をもってくる。久保さんの志野を10年持ってくる女性の

ぐいのみは、「古色」がついて、持ち主に負けないくらい、いわゆる「美人になった」。

昨日は「手あぶりがほしい」といいだして、秘蔵のひとつを譲った。今日あたりは、それに

鉄瓶をのせ、あぶった丸干しかなんかで一献・・・なんていう幸せな時間。

少しめんどうだけど、炭を使いこなすと、人生が10倍楽しくなる。

今週は手持ちの「てあぶり」がふたつ嫁いでいった。老後は「骨董屋」でもやろうかしらん?

今日はこれから「蕎麦打ち教室」。蕎麦を打ち、お花のお稽古をやるはりきり戦車くんがくる。

昨日のタイムドメインが終わった後、蕎麦のお弟子さんふたりが、ほろ酔い気分でやってきた。

今週の月曜日の朝に打った蕎麦がうまかった、という報告。ふたりとも、炭を使って生活をしている。

毎日くりかえされる生活の中の瞬間瞬間が、人生であり、修行かもなんばん。

本日の夜は「インヨガ」

自分を見つめる時間をつくる、のも大切。お花やお茶や禅やヨガには、そんな時間が流れている。

今朝は、陶芸家にもらった「さや」に、万両を投げ入れてみた。土にも花が咲く、土の花が咲く。感謝。


幸運をもたらすお菓子・・

2015-01-16 08:35:40 | Weblog

昨日は珈琲の焙煎塾を午前中にして、午後は「無茶しぃの会」

プチ・初煎会とばかりに、茶がゆをいただきながら、今年の事始め。 

その時に「つじうら」というのをやった。辻占、
 
辻説法と同じように、街中の辻(交差点)で、占いをしたのを起源にしていて、
 
京都や金沢では今でも正月やハレの日に、お菓子やせんべいの中におみくじのようにして
 
しのばせた紙に書いているものを読んで、一年を占う。
 
ぼくは、「寝ても覚めても 思いがかなう」とでた。なんとなく、いい感じの一年になりそうだ。
 
午後のお茶会では、正客さんから3人並んで「なんとなく わかれた人とよりがもどり 機嫌がなおる」とでた。
 
終わりは始まりだし、別れがあるからまた出会いもある。人生の機微を味わいながら気のおけない仲間たちと
 
お茶を飲む。こんなに幸せなことはない。
 
 
国貞雅子が先日蕎麦を手繰りにきた。
 
「暮れの下関フィルとのコンサートをした」http://youtu.be/gZDB7d9WS5g
 
とても、素晴らしいコンサート。彼女の新しいCD「M」に入っている「我が胸のふるさと」
 
都会に生きている人たちの根っこには、ふるさとの土が根粒みたいについているし、こころ
 
中にみなふるさとを大事にかかえている。粒々皆辛苦だけど、噛みしめると、いい味がする。感謝。
 
今日は「タイムドメイン」。
 
明日は「お花のお稽古」

英語の上達法・・

2015-01-13 08:21:39 | Weblog

テレビや新聞やネットでも「英語が上達する・ボリボリ」みたいな宣伝がよく

紹介されている。島国日本の中にいては、なかなか英語がしゃべれるなるのに四苦八苦する。

昨日は二か月に一度くらい蕎麦と煎茶を飲みにくるスチーブが、新年のご挨拶ということで、

TORAYAの羊羹を持ってカリフォルニアからやってきた。あだ名が「★草おじさん」(ぼくが勝手につけた)

干し草を日本の農業家へ販売することを、あきないにしている。うちにくる常連さんたちは、音楽や芸術で

世界を相手にしている人が多いので、英語が堪能な人が多く、彼が来ても、普通に英語で話をしている。

昨日は「初釜」に招待された時の写真を自慢げに見せながら、懐石料理の素晴らしかったことなどを目を

丸くしながら、英語の機関銃トーク。アメリカにいても、毎日のように、「すしか蕎麦」を食べていて、珈琲

は苦手で煎茶を飲んでいるらしい。おかえしに星野村の煎茶をさしあげたら、合掌して「ありがとうございます」

と日本語で丁寧なごあいさつ。一家にひとりこんな人がいたら、日本人も英語がペラペラになるに違いない。

来月もくるらしく、「味噌つくりに挑戦してみますか?」と聞くと、「味噌つくりより鮨が喰いたい」という。

今月も来月も「気骨の鮨会」は満席なので、少し機嫌が悪いけど、今年は一度くらいは実現しそうだ。

今日は「英語で蕎麦会」

岩本先生とフランス人のD先生が来て、楽しく英語をしゃべりながらお茶を飲んだり、

酒を飲んだり、蕎麦を手繰ったりしている。池袋時代からやっているので、もう10年はやっている。

明日は「かっぽれ」。

昨日は「卵かけごはん」の時に、早朝蕎麦打ち教室をやった。

来週の「お花の教室」の時も、花の生徒さんのひとりが、その前に打ちたい、という。

なんか「蕎麦打ち職人」の予備軍の人たちも気合いがのってきた。

英語も蕎麦打ちやかっぽれなどの和のお稽古も「習うより慣れよ」かもなんばん。

明日明後日は「卒啄珈琲塾」&「無茶しぃの会」

明日は「お茶関係」の取材がくるので、午後はのれんがでているいけど、お店は休み。夜は「かっぽれ」

 


手前味噌をつくる季節がやってきた

2015-01-11 08:16:49 | Weblog

一月はいく、二月は逃げて、三月は去る・・・

光陰矢のごとし、歳月は人を待たず・・・とか古人はけだし名言をはいてきた。

そして、「ええ、もう一年」と味噌作りの季節がやってきた。

蕎麦もそうだけど、自分で作る味噌は「手前味噌」というくらい、美味い。

一年に一日がんばれば、あとは麹とかその家についているいろいろな菌たちが

がんばって味噌をつくってくれる。醤油や酒造りと同じ。発酵食品が見直されつつあるけど、

日本食の中の中心にあると思う。日本を代表する菌が「オリゼー」。

毎年「味噌作り」に参加する人が増え、遠くは関西方面からわざわざつくりにくる常連さんもいる。

今年も1月の末あたりから、二月一杯は、毎日のように味噌味噌に明け暮れる毎日になる。

あたり前やけど、国産の大豆、遺伝子組み換えみたいなまやかしなしの大豆を使う。

今日は日曜日なので16時で閉店して、「蕎麦打ち無門塾」

あたり前やけど、国産の蕎麦粉。蕎麦打ちをやる人のほとんどが「味噌作り」に参加している。

その打ち、毎朝の味噌汁に蕎麦が入っている、という究極の日本の朝ごはんを食べる人

が増えていくかもなんばん。

 


みみずに小便かけたらあかんヨ!

2015-01-10 08:24:16 | Weblog

昨日は「事始め」

夜は「ねんどの会」だった。

小学生のころから、お年玉を使ってこの会に参加しているみくちゃんも今年は中学2年になる。

「正月に生まれて初めて哲学書を読んだ」とのこと。すごく感動した話を満面笑みで語ってくれた。

昨日は、朝蕎麦を打つとき、炭をおこし、土鍋に昆布と大根をいれて、焚いた。

四国の南條先生が自然農法でつくった大根だ。先生は生前、自然農法の父といわれた福岡正信さん

に会って自然農法の手ほどきをうけたことがある。農薬も使わないし、土を耕さない、「無」、「無為自然」

そのものの農法。南條先生の寒山拾得の世界も、その影響を強く受けているように思う。人間は「本来無一物」

裸で生まれてきて、何も持たずに死んでいく。

みくちゃんが「こんな大根食べたことがない」と、喜んでくれたので、少しむずかしいか?

とも思ったけど、福岡さんの「わら一本の革命」を貸してあげた。日本一といっていいくらいの「哲学書」かもなんばん。

土の上に枯れ葉を積む。そうすると、いい土ができ、みみずがいっぱい生息する楽園のような土地ができる。

みみずが、いい土をつくり、それがいい野菜をつくる。簡単にいうと、そんな天地自然にそくした「哲」みたいな農法。

昔からみみずに小便をかけると、チンチンが腫れる、という迷信がある。

みみずはどこを切っても、そこからまた生命を復活させる。本来、人間社会も平等でみみずのように、

循環型の社会をつくるべきなのに、「自分だけ、今だけ、金だけ」みたいな主義で、村も市も社会全体が、切れたら終わり、

繋がっていかないし、循環しない。みみず以下ちゅうことや。

24日(土) おとそば ~OTO SOBA

演奏:三和福 (本水晶の響き)

19時開場 19時半開演 ¥4,500(蕎麦・珈琲・チーズケーキ又はぜんざい 付き)

申し込まれる時、「チーズケーキかそばがきせんざいか」を伝えてください。今のところ、少しぜんざいの方が優先。

 


書き初め 事始め 

2015-01-09 08:28:42 | Weblog

昨日は、新年なので、二階に新しい絵を飾った。

墨で描いた「鉄瓶」。その絵を眺めながら、今年最初の煎茶をたてる。

大好きな井上春峰の煎茶椀に入れ、その絵を眺めていたら、湯の沸くシュー

という音が聞こえてきたような、そんな気がしてきた。焙煎した香りでバレて、M

くんが新年のあいさつにきた。頼んでおいた魯山人の本もいっしょにきた。

珈琲を飲みながら談論風発。彼のお店もいよいよ今年はオープンかもなんばん。

その後吾妻橋の「あ・びあんと」(天真庵のHPにリンクしている)にいってきた。

「墨だ!」・・・そんな名前の新春の展覧会。文人たちの書や最近の書家の書を展示

していて毎年楽しみにしている。今年は「天真庵」という看板の字を書いてくれた

貞本さんの書も初お目見え。そのかたわらに中川一政の書があった。

「下手は上手の手本」みたいなことを彼らしい字ですらすらと書いてある。

なかなかいい字だ。彼の下手うまい「字」や「書」を、芸能人はじめどれだけの人

が手本(ほとんどマネ)にしたかわからない。

中川一政といえば「腹の虫」という名エッセーがある。腹の虫が治まらないようなことが

多い時代だけど、その本は一読の価値がある。正月休みに、実家の書棚に並んでいたので

ひさしぶりに読んだところだった。

今日からお店が始まる。12時から19時まで。それから「ねんどの会」

日曜日は16時まで。それから「蕎麦打ち無門塾」

月曜日の朝は「卵かけごはん」  かたわらで「早朝蕎麦打ち教室」(今年から月曜日の朝にそんな時間をもうけた)

火曜日は「英語で蕎麦会」  昼は二階で「お仕覆」

 


「夜逃げ」いや「お遍路」

2015-01-08 09:13:15 | Weblog

「夜逃げ」のような、または「お遍路」のような里帰り。

30日に「自分で年越しそばを打つ会」が終わった後、車で里帰り。

雪が心配だったけど、正月2日に父の「卒寿」、つまり齢90歳を祝う会

を予定していたので、なんとか思いが通じて無事に帰省できた。

次の日は、IT業界時代の先輩の実家の熊本・玉名で蕎麦会。

彼の父上が元衆議院議員と最初の玉名市長をやり、地元の農業改革や

地域興しに尽力し、築100年の大きな古民家を旧友たちといっしょに

改装した。盛り上がって、滅茶苦茶飲んでそこに宿泊して、次の朝少し

二日酔いだったけど、そこで「ほぼぶらじる」を、国貞雅子の「M」を聴きながら

飲む。同じ敷地内にある「蔵」も改装して、「蔵しっく寺子屋」(仮称)になる予定だ。

東京に人が集中して、地方の過疎化が問題になっているけど、「ほんとうの日本人らしい暮らし」

は、田舎にしか残っていない。これまでの資本主義らしき妄想の論理から少し距離をおいて考える時がきている。

その後、しまなみ海道を渡って四国の「南條先生」の家にいく。夏いった時は、自然農法でつくった「すいか」を

ご馳走になった。一本の苗から50個以上のすいかが実る姿を見てびっくりした。「自然の力」というのは、

人知をはるかに凌駕している。同じ畑でつくった「大根」をいただき、それをおすそわけしながら、四国を旅する。

「大根役者」とかいわれるけど、生でも、おろしても、焚いても滋味深い大根くいらい万能の野菜はない。

大根は「しろい」ので、「しろうとのような役者」からそんな風に呼ばれたらしいけど、さにあらずだ。

京都も奈良も浅草など「観光地」は、外国人でごったがえしている。でも賢い外人さんは、「観光とは、

そこに住んでいる人たちの営みや暮らしに光を観る」ということを知っていて、最近は「お遍路」を

する人も増えているらしい。「京都の◎×▽のごはんがおいしい、ボリボリ・・」とかいうレベルの

話をしていると、おいていかれそうだ。

大きな分岐点になりそうな年が始まった。ボリボリとかボヤボヤしておけんわ、ほんま。

明日から「事始め」

今年のライブの事始めもとても素敵なものから始まる。ぼくの蕎麦の弟子でもある三和福さん。

24日(土) おとそば ~OTO SOBA

演奏:三和福 (本水晶の響き)

19時開場 19時半開演 ¥4,500(蕎麦・珈琲・チーズケーキ又はぜんざい 付き)