昨日は「気骨の鮨会」。昨年の一月から始めたので一周年になる。
昨日アマゾンから本が届いた。
佐賀に住む96歳の物書き・じいちゃん。奥さんに先だたれ、ひとり暮らしだけど、
珈琲を入れたり、買い物に前が二輪、後ろが一輪の自転車で自分でこいでいくらしい。
めんどうくさいけど、毎朝珈琲を入れて、「のほほんという時間」を味わうのが幸せな時間で
あるというくだりがあり、まるで仙人のようで、酒脱で飄々とした文章を読みながら珈琲を
飲んでいたらこちらも「のほほん」としてきた。幸せの極致は、そんな些細な瞬間にあるのかも知れない。
鮨会の準備をしながら、佐賀弁まじりのじいちゃんのエッセーを読んでいたら、鮨職人の
「佐賀のがばいじいちゃん」が颯爽とやってきた。76歳。
開口一番、「最近106歳のガールフレンドができたばい」という。
「しかも現役のOL」らしい。「・・・?」という顔をしていたら、
「93歳の時に再就職のお願いをある会社にしたら、「うちは養老施設ではない」と断られ、
その会社にいき、社長に直談判して「テストをうけさせて」といい、再就職がきまり、13年その会社
のOLをやっているらしい」。がばいじいちゃんが「子供さんはいるの?」
と聞くと「86の青二才が生きている」と答えたらしい。
「六十・七十は鼻たれ小僧、八十がきて迎えにきても、百まで待てと追い払う
」みたいな言葉があるが、まだ上がある。なんだか元気つけられる話だ。
今日は「福の会」。易学を学んだ先生を囲んで、これからの生き方を
模索する会。今朝の新聞に「降りていく生き方」という映画が紹介されていた。
これも「これから」を考えさせられる映画だ。