長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

大塚で酒を飲み、目白でリンゴ

2015-01-22 13:46:16 | Weblog

昨日は大塚のカッチャルバッチャルで新年会。

そこのチーズなんちゃらをお土産に「江戸一」で二次会。20年以上前から

そこで「白鷹」を飲んできたけど、ひさしぶりだったので、同窓会みたいに

話も酔いも盛りあがった。今日は東京は朝から雨。

少し遅くまで寝ていたら、目白におこされた。最近この界隈には野良猫

も減ってきたような気がする。野鳥も同じように餌や水飲み場が少なく

なったのか、毎朝リンゴやミカンをおすそ分けしている、その喰いっぷりがいい。

リンゴを半分切って、庭の道祖神の前においた。

さきほど、手あぶりの炭火でおもちを焼いて食べた。十間橋通りの「ながしま」さん

の「きび餅」と「黒ゴマ餅」。休みなので、焼いた後の炭の上にやかんを載せ、

そこにチロリを入れ、白鷹をぬるかんにしてチビリチビリやりながら、魯山人の散文を

読んでいる。

江戸一をこよなく愛した高橋義孝先生は、酒の最高の酒肴は「水」だ、といっていたらしい。

何度も読んだ安岡章太郎先生の「父の酒」には、リンゴを薄切りにして醤油をかけて酒肴にしていた

父上の話がでてくる。その話を思い出すたびに、同じことをやってみる。けっこういける。

今日の白鷹の友は、残った半分のリンゴ。わびしい独酌に見えるかもしれないが、元気な目白

たちと、まだこぬ春を待ちわびながら、夢みる宴である。こんなに楽しい酒はない。