長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

ヤッホーと叫びたくなるお祭り

2015-10-18 08:18:27 | Weblog

今日は茨城の八郷(やさと)で八豊祭りがある。興味がある人は八豊祭(やっぽうまつり)

で検索していってほしい。昨日はその街の「暮らしの実験室」から卵と野菜が届いた。

春菊をすぐにおひたしにしたら、のんべえさんたちがぞくぞくやってきた。ほんとに美味い野菜ちゃん。すると

「暮らしの実験室」に月二度くらいのペースで参加しているくんがやってきた。

「文膳(ふみぜん)ください」という。うちの「昼酒のそば膳」だ。お猪口の籠から偶然久保さんの斑唐津をとった。

ので、備前の徳利に「上喜元」をいれてだした。酒飲みのあこがれ、「備前の徳利に斑唐津のぐいのみ」だ。

それだけで上機嫌になるのに、上喜元の酒が追い打ちをかけ、メートルがあがっている時、もっと上機嫌な

「お茶のお弟子さま」が着物をきてお店に突入してきた。開口一番「約束どうり、久保さんの器を持てるだけ買って

きた」といって、カウンターの上に広げた。よく着物を着て、これだけかかえてきた、という量。しかも選んだものもいい。

「やるね」というと、「少しこころえがあります」だって。同じ今回の窯で産まれた斑唐津の徳利とぐいのみが入っていた。

「これで飲みたい」とのたまうので、水でゆすいで、上喜元を入れ、春菊のおひたしを黄瀬戸皿に入れてだしたら、

「買ってきた織部の向附けにいれて」というので、そのようにしたら、ますます上機嫌になった。そして

「なんでもっとはやく久保さんを紹介してくれんかったの」というので、「だって、うちでお茶をやりはじめたのが今年でしょ」

というと少し不満げな顔をしていたけど「久保さんと握手したからいい。陶芸家の手ってごっついね」とのこと。

いよいよ渋谷の炎色野での久保忠廣展も、今日が千秋楽。今日は最終日で久保さんもいるので3時までに

いって握手してください。だいぶ売れているので在庫が少なくなっているようなので、12時開店に限りなく近いほうがいいけど・・

天真庵は今日は「お花のお稽古」。うちの花器も9割が久保さんの花器だ。

今日は日曜日なので16時に閉店。それから「蕎麦打ち押上学校」

明日は「卵かけごはん」夜は「福の会」

今朝のうちの朝食は昨日届いた「暮らしの実験室」の卵。この卵は平飼いだし、飼料も

彼らが作る野菜を使っているので、体にもこころにもやさしい八郷の味だ。

自宅ではやはり久保さんの「皮くじら」の茶碗を15年愛用している。友達の会社が

20周年の時に、パーティーを開き、記念につくってもらったものだ。ますますいい味のする器に

育っている。来年の夏は、ふるさとに帰り白石浜でキスを釣り、織部の向うに自分でそれをさばいてのせ、

繁升か福田かそのあたりを備前徳利に入れ、斑唐津のぐいのみで飲みたいと思う。