長屋茶房・天真庵

「押上」にある築60年の長屋を改装して
「長屋茶房・天真庵」を建築。
一階がカフェ、2階がギャラリー。

長屋の女史会はおもろすぎ

2015-10-06 08:13:59 | Weblog

昨日の朝は「卵かけごはん」だった。

近くのシャアハウス兼ゲストハウスの住人と旅人がやってきた。

住人はうちで花を習ったり、お茶を習ったり、お仕覆を習ったり、

絶滅危惧種みたいな「和ごと」を熱心に勉強にきてくれる連中だ。

そのハウスには中庭もあり、時々お茶会も催されている。

無茶しぃの会のお弟子様がオーナーであり、お祝いに掛け軸を

プレゼントした。そのお弟子様が唐の詩人「江南春」の詩に興味を示した。

翁の能面をくださった方に譲っていただいたもので、翁の横にかけてみた。

「千里鶯啼いて緑紅に映ず 水村山郭 酒旗の風 南朝 四百八十 寺(はっしんじ) 多少の楼台煙雨の中」

いいしょにきた台湾の女子が中国語でろうろうと読んでくれた。日本語に約した先人もえらいが、

唐の時代にこの雄大な自然と人間の関係をうたった杜牧がもっとえらい。

中国と日本の関係が微妙な時代ではあるが、根底にある共通の「精神的文化」を楽しむあう関係が広がれば、あまり危惧することはないと思う。

政治家たちがもっともっと「人間」の勉強をすべき時代がきていると思う。「今だけ」「自分だけ」「金だけ」の見本市みたいな永田町。

夜は「長屋で女史会」 かっぽれの相方・イワジーが熱心に通っている。講義の前に「そば前」ならぬ「はや酒?」を飲むのがならわし。

少し酩酊して、彼がはばかりにいく途中に掛け軸の前で「千里・・・・」をすらすらと読んだ。さすが、順受の会に20年通うツワモノである。

昨日はかなり「はや酒」を飲まれたけど、講義中にこっくりすることなく勉強をされていた。はっきりいって、「長屋で女史会」は

おもしろすぎるし、アカデミックな会だ。少しおとなになった気分で蕎麦を手繰り、酒を飲む。こんな素敵な「そばかい」はほかにあるかい?

今日は「英語で蕎麦会」 IT時代の友人ビル・スメールが始めたのが20世紀の終わりころだったので、この会も15年くらいなる。

スカイツリーができる前の前、池袋の天真庵のころから岩本先生がやってくださっている。なんどか紹介したように、最近は

スカイツリーで「無駄のない縁でつながっていそうな外人」に、「いっしょに、そば手繰らない?」と英語で声をかけ、うらぶれた十間橋通り

まで連れてくる、という天下無敵、大胆不敵な作戦を実行している。確か5勝一敗。このままいくとボクサーなら日本のランカー

くらいにはなれそうな戦績である。酒もそばもおいしい季節である。今日の日に縁のある外人さんと、素敵な蕎麦会ができますように・・・

明日は「ライブ」(満席御免)

月末にあるライブの翔くんも、くだんのシェアハウスの住人である。「天真庵」のHPの表紙の白黒写真は

前回の彼らのライブの様子。ギターとトランペットの音が聴こえてきそうな写真たち。明日は・・

 

演奏:水谷美月(ヴォーカル・ヴァイオリン)・塙 一郎(ギター・ヴァオーカル)・鈴木豪志(ヴォーカル・パーカッション・フルート)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)

 

31日(土) スタンダードジャズ

演奏:赤須翔(ギター)・篠原完治(トランペット)

19時開場 19時半開演 ¥4,000(お酒・肴・蕎麦・珈琲 付き)