天然居士の独り言

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荒野の決闘・・・

2021年08月07日 18時04分32秒 | 日記
 昨日は、NHKBSプレミアムで、映画の「荒野の決闘」を観ました。
 僕は、いわゆる西部劇が好きです。
 これは多分に亡父の影響だと思っています。
 何度か日記にも書きましたが、亡父は職業軍人で騎兵でした。
 満州事変などで満州に派遣されていました。
 そんな事から、広い荒野で馬が走るのを見るのが好きだったのかも知れません。

 「荒野の決闘」は、多分テレビの洋画劇場で観たのが最初だと思います。
 製作されたのが1946年、日本で公開されたのが1947年8月30日ですから、
 いずれも僕が生まれる前の事です。
 ジョン・フォード監督による西部劇映画の古典的な作品と言われ、
 主演はヘンリー・フォンダで、OK牧場の決闘を主題とした、
 詩情溢れる西部劇の傑作として有名です。

 最近は、テレビで映画を観る時、パソコンで映画の出演者などを確認しています。
 悪役のクラントン一家の父親役が、ウォルター・ブレナンであるのを知りました。
 ジョン・ウェインの西部劇では、
 「赤い河」の料理番、「リオ・ブラボー」の牢屋の番人など、
 善良な役柄が多いと思っていましたが、このような役もやっていたのかと驚きました。

 監督のジョン・フォードは、若い頃、ワイアット・アープに会った事があると知りました。
 ヘンリー・フォンダが演じたのがワイアット・アープですが、
 アープから聞いた事を映画の中に織り込んだとの事ですが、
 この映画、必ずしも史実と同じ訳ではないようです。

 物語の舞台は、アリゾナ州のトゥームストンです。
 日本語にすると墓石になりますが、現在でも西部劇の観光地となっているようです。
 ジョン・フォードは、彼の映画にはよく出て来る、モニュメントバレーに、
 トゥームストンの町をそっくりセットとして建設し、長期ロケで撮影したとの事です。
 このため、戸外でのショットの際、
 通りの彼方や建物と建物の間に、荒野や奇岩が入り、
 砂埃が風で運ばれる様子や雲の様子、遠くから走る馬車などが映り、
 詩情豊かと評される作品に仕上がっているのだと思います。

 酒場でバンドが演奏するシーンや、日曜日のダンスのシーン以外、
 余りBGMを使っていないようでしたが、
 駅馬車からクレメンタインが降りて来るシーンには主題歌が流れました。
 「ドクトルジバゴ」はこの手法を真似たのかな?と思いました。
 主題歌の「My Darling Clementine」は、アメリカの民謡です。
 昔、アメリカ製のテレビ漫画の「珍犬ハックル」で
 主人公の犬のハックルがよく口ずさんでいました。

 先日亡くなった和田誠が映画の名セリフを集めた「お楽しみはこれからだ」に、
 最後のシーンで、アープが立ち去るのに、クレメンタインにキスしたかどうか、
 友達と議論になった話が書いてありました。
 和田誠は、アープはシャイだからしなかったと言っていたそうですが、
 実際はキスして立ち去っています。
 ただし画面の感じからすると、後からセットで撮った感じでしたが。

 好きな映画を観たので、思いつくままに書いてしまいました。

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