天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

都知事選の2・・・

2024年06月22日 18時45分33秒 | 日記
 都知事選が始まって2日が経ちました。
 マスコミの報道などを元に序盤の形勢を考えると、
 現職の小池百合子氏と新人の蓮舫氏の一騎打ちとの色合いが強く、
 それに石丸伸二氏がどこまで食い込むかとの情勢のように感じています。

 これまでの都知事選では、
 与党と野党がそれぞれ公認候補を立てる選挙でしたが、
 2016年の都知事選で与野党支援の候補の隙間を突いて、
 小池百合子氏が初当選しました。
 この時、一昨日書いた秋山祐徳太子ではありませんが、
 保革の谷間に百合が咲いたと思った覚えがあります。

 2020年は、
 連合東京支持、公明党、都民ファーストの会、自由民主党の一部が支援した
 小池百合子氏が当選しましたが、
 一応、与野党対立の構図だったような感じがします。

 今回の都知事選は、
 小池氏が、自民の「政治とカネ」の問題を受けて
 政党色を出さない戦略を立てているため、
 自公は表立たずに事実上の支援に回り、
 国民民主党の都連と、地域政党「都民ファーストの会」も
 自主支援するとの事です。
 一方、蓮舫氏側は、
 立憲民主党が
 「自民の支援を受ける小池都政を継続させるかどうかの選挙だ」として、
 事実上の「与野党対決」を演出したいように感じています。
 しかし、立憲民主党の支持母体の連合は、
 蓮舫氏を共産党が支援しているため、小池氏支援に回っています。
 前回の2020年の選挙では、連合は小池氏を支持していますので、
 必ずしも不思議ではないのですが。

 少し気が早いですが、
 小池氏が勝てば、
 ここのところ連敗続きの自民党は勝った勝ったと騒ぐでしょうし、
 小池氏が負ければ、事実上の支援だからと知らん顔をしそうな気がします。
 蓮舫氏が勝てば、立憲民主党と共産党の共闘関係は進み、
 連合の政治的な力は低下しそうな気がします。
 この両者の選挙を緑のタヌキと赤いキツネと言った人がいるそうですが、
 言いえて妙だと思います。
 両者以外の候補者が当選すると、政治が大きく変わりそうな気がしますが、
 果たして都民はどのように考えるでしょうか?

 今回の都知事選は立候補者が56人と異常な事態になりました。
 各候補者の支持が拮抗した時には、
 再選挙の可能性もあるかと思っています。
 公職選挙法では、首長選挙の場合、有効投票数の4分1となっています。
 再選挙は、改めて選挙をやり直す事になり、誰でもまた立候補できます。
 そうなると、この混乱が更に続く事になりますので、
 そうならなければ良いがと思っています。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする