クローバーは、シャジクソウ属の総称で、
一般的にはシロツメクサを指します。
一年草あるいは多年草で、葉は、長さ10cm前後の長い柄がついて、
立ち上がった先端に、3枚の小葉からなる複葉がつくのが普通です。
中には、4枚の葉をつけるものがあり、
言い伝えで、幸運をもたらすと言われ、
熱心に4つ葉のクローバーを探した方も多いかと思います。
「4つ葉のクローバー」と言う歌もありましたね。
今朝の下野新聞に、
栃木県那須塩原市在住の県なかがわ水遊園に勤めている人が
自宅の庭で育てた63枚の葉が付いたクローバーが、
「最も葉の多いクローバー」として
ギネス世界記録に認定されたとの記事がありました。
クローバーは3~8mmの葉が球状に密生した形です。
これまでの世界記録は2009年に岩手県で見つかった56枚との事です。
育てた人は2012年から、
自宅の庭で購入してきた四つ葉のクローバーを育て始め、
5年ほど栽培したところ葉が10枚以上付いた個体が目に付くようになり、
「葉の数が遺伝しているのでは」と
葉の数が多いクローバーに興味が湧き始め、
さらに栽培を続けると20枚以上葉が付いたものも見つかったことから、
葉の多い個体同士をピンセットで受粉させるなどして
世界記録を本格的に目指し始めたとの事です。
世界記録を更新するクローバーを見つけたのは昨年8月で、
ギネスへの申請のため、那須野が原博物館の学芸員らに
証人役として協力してもらい、2台のカメラで撮影しながら1時間かけて、
1枚ずつ数えたとの事で、
ギネスの審査を経て、今年6月に認定の知らせを受けました。
現在は、クローバーを標本にして保存しているそうです。
クローバーは3枚葉で、4枚は稀だと思っていましたが、
色々あるものですね。
なお、育てた人が勤めている栃木県なかがわ水遊園は、
栃木県大田原市佐良土にある淡水魚の水族館です。
2001年(平成13年)7月15日に開館しました。
目玉は、アマゾンの熱帯魚を展示する巨大水槽とドーム型のトンネルで、
巨大な古代魚ピラルクーや淡水のエイなどが水槽の中を泳いでいます。
ピラルクーは3m以上になると言われていますが、見ると感動します。
2005年8月の記事ですが、ピラルクーの写真もありますので、
宜しければご覧ください。
http://tennnennkozimitearu.seesaa.net/article/a10145673.html