天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

共学・・・

2024年06月01日 18時51分37秒 | 日記
 昨日は、福島市で会議があって、出掛けていました。
 夕方には家に戻っていたのですが、何となく疲れてしまいました。

 ここのところ埼玉県の公立高校で
 男女共学にすべきとの主張が唱えられています。
 これに対して、別学を維持すべきとの意見も根強く
 激しい議論になっているようです。
 2024年4月現在、公立の男女別学校があるのは、全国でも8県に限られ、
 特に埼玉県12校、群馬県12校、栃木県8校と北関東に集中していますので、
 他の都道府県にお住まいの方はピンと来ないかも知れませんが、
 栃木県のように別学高が残り、時々共学化の声が上がる地域にとっては、
 よそ事とも思えません。
 埼玉県の動向は栃木県にも影響が及びそうな気がします。

 この共学問題、既に何度か日記に書きましたので、
 ご記憶の方も多いかも知れません。
 共学の議論は、男女同権や教育の機会均等の理念から出ていますので、
 中々まともに反論出来ないような気がしますが、
 現在の日本社会の中で、
 8県を除く都道府県では、完全に男女同権が実現しているかと言えば、
 それは違うような気がします。
 高校が別学か共学かは、社会に大きな影響は与えていないのでしょう。
 だとすると、県内の教育界で喧々諤々の議論をする事が
 良い事なのかどうかを考えるべきのような気がします。

 それぞれの県の別学高は、旧制中学の流れを汲む進学校が多く、
 数的には少数派です。
 共学を志望する中学生は、そちらを選ぶべきで、
 別学を志望する中学生は、
 そこに入学出来るように頑張るべきなのでしょう。
 要は、中学生のために両方の選択肢を残しておいた方が良いと思います。

 以前にも書きましたが、
 僕は公立の男子高の出身ですが、
 50年以上前大学に入った時に男子高だと言ったら、
 私立高校かと訊かれた覚えがあります。
 僕は当然男女別学の高校が各地にあると思っていたのですが、
 世の中そうではないと知って驚きました。
 同居人は公立の女子高の出身でした。
 彼女は、高校時代、男子の目を気にせずに伸び伸びと学校生活が送れたと、
 男女別学が良いと常に言っていましたので、
 その遺志を継がないといけないとは思っていますが。
 
コメント
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