天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

桜の開花・・・

2023年04月25日 18時56分56秒 | 日記
 今日は、やはり鬼怒川温泉のチョッと先まで行く用事があり、
 農村地域を車で走りましたが、
 新緑がとても綺麗でしたし、里山の藤の花が沢山咲いていました。
 今年の桜は、全国的にも開花が早かったですが、
 桜ばかりでなく、他の花も早いようです。

 宇都宮の桜の開花について、
 4月23日付の下野新聞に興味深い記事が載っていました。
 2020年代に入り、宇都宮市の桜(ソメイヨシノ)の平年開花日が、
 1970年代と比較して8日早まったことが、
 宇都宮地方気象台の生物季節観測データなどで分かったとの記事でした。

 同気象台は1953年以降、敷地内にある桜の咲き具合を目視で観測し、
 5~6輪以上を「開花」の条件にしています。
 現在の平年開花日は3月30日(1991年~2020年の平均値)です。
 1970年代は開花日が3月29日~4月10日でしたが、
 2020~23年は3月20日~27日に早まっているとの事です。
 毎年の開花日を基に東京管区気象台が作成した経年変化のグラフによると、
 この50年間で8日早くなったことになります。

 背景にあるのは、気候変動による平均気温の上昇です。
 宇都宮市の年間平均気温は、この100年間で2.3度上昇していて、
 同気象台は「今後も上がることが考えられる」とみているとの事です。
 県によると、二酸化炭素排出削減の効果的な対策を取らなかった場合、
 県内の今世紀末の平均気温は
 20世紀と比べ4.4度上昇するとの予測もあるとの事ですが、
 果たして効果的な対策が取れるのかどうか気になっています。

 魚類などは、海水温の上昇に合わせて、生息域を北上させていますが、
 人間は、そんなに簡単にはいきません。
 しかし、無理に排出抑制の努力を続けるよりも、
 気温が更に上昇するとの前提で、
 生活などの社会システムを見直した方が良いような気がしますが、
 どうなのでしょうか?

コメント
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