天然居士の独り言

主に日記主体のブログです。

薬師寺東塔・・・

2023年04月20日 18時45分22秒 | 日記
 今日は何を書こうかなと思って、
 ウィッキペディアの4月20日を見ていたら、
 「730年(天平2年3月29日)、薬師寺東塔(三重塔)が建立」との
 記事がありました。
 日付まで特定出来る史料があるのかなと思って調べていたら、
 『扶桑略記』に、「始薬師寺東塔立」とあるとの事であり、
 一応史料的な背景はあるようです。

 薬師寺東塔を「凍れる音楽」と評した人がいるとされています。
 誰が言ったのかと言う問題があるのですが、
 僕は、ドイツの哲学者カール・ヤスパースだと、ばかり思っていました。
 それを、どこから仕入れたのかと思ったのですが、
 記憶が定かではありません。
 高校時代の修学旅行で薬師寺に行きましたので、
 その時、バスガイドさんの説明であったような気がしますが、曖昧です。
 薬師寺東塔を「凍れる音楽」と言ったのは、
 フェノロサだとの話がネット上に出ていますが、
 これもどうも信頼性のある話ではなくて、
 ドイツでは、建築を凍れる音楽と言うような話があり、
 その辺が元なのかも知れません。

 薬師寺東塔を歌人の会津八一が詠んでいます。
 すゐえん の あま つ をとめ が ころもで の 
    ひま にも すめる あき の そら かな 
 漢字交じりで書くと、
 「水煙の 天つ乙女が 衣手の 飛間にも澄める 秋の空かな」です。

 佐々木信綱も東塔の歌を詠んでいます。
 行く秋の 大和の国の 薬師寺の  
      塔の上なる ひとひらの雲 
 僕は両方とも好きなのですが、佐々木信綱の歌の方が好きです。

 僕は、修学旅行以来、学生時代にも何度かこの塔を見て来ました。
 最後に見たのは、2003年10月3日に、関西に出張した時の事でした。
 薬師寺東塔は、
 その後2009年(平成21年)から改修工事が行われていました。
 2021年(令和3年)2月15日に竣工式が行われたとの事です。

 縷々書いて来たのは、
 調べていて、明日から東塔の落慶法要が行われると知ったからでした。
 落慶法要は明日から25日まで行われ、
 4月28日から来年の1月15日まで、
 東塔の初層内部を公開するとの事です。
 詳しくは、下記をご覧ください。東塔の写真もあります。
 https://yakushiji.or.jp/toto/index.html
 僕も行って見たいですが、果たして行く事が出来るでしょうか?


 なお、明日から3日ほど、所用により日記などを休ませて頂きます。
 お含みおき下さい。

コメント
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