鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4492回】 プレゼンと設計の実務は分けて考える時代

2023年04月18日 | 住宅コンサルタントとして

先月、今月とクライアント様にお伝えしている情報の一つに、

プレゼン、特にパースの業界におけるレベルが各段に上がっている、

ということがあります。

 

ライバル会社のプレゼンのパースのレベルが、

猛烈に高まっている可能性がある、ということ。

 

その一方で自社のプレゼン、特にパースのレベルが

以前と何も変わっていないとすれば、

お客様が受ける印象に大きな差が出てしまうのです。

 

どれくらいの差があるかと言うと、

ゲームの世界に例えて言えば、

最新の高精度パースがプレステ5のグラフィックのレベルとすれば、

ここ数年、パースが進化していない会社のレベルは

初代ファミコンの画像レベル、というくらいの差です。

(例えがもう昭和ですね・・・)

 

長らく住宅業界では、

意匠設計・プレゼンから実施設計までを

福井コンピュータのアーキトレンドを使ってやる、

というのが主流でした。

 

アーキトレンドを使いこなせる設計士が優秀、

という空気感がある会社も存在しました。

(アーキトレンドを使いこなせない設計担当者も

世の中にはまだまだ多いのですが・・・)

 

ところがこのアーキトレンド、

設計業務の実務に関しては非常に優秀なのですが、

プレゼン機能、すなわち見栄えに関してはイマイチだったのです。

 

そして今、鼻の利く住宅会社が

プレゼンを一気にとあるソフトに切り替えて、

見栄えが抜群のプレゼンテーションをお客様に対し、

実施しているのです。

 

そういう会社では、

実施設計は今まで通りアーキトレンドで行い、

プレゼン用のパースは別のソフトを使い、

その業務を行えるようオペレーションを改善し、

お客様へのプレゼンのレベルを爆上げしているのです。

 

人が足りないだの、設計の業務が忙しいだの、

そんなのはお客様にとって関係ありません。

 

商談やプレゼンが楽しく、ワクワクさせてくれる会社を

お客様はただ選ぶだけなのです。

 

マーケティングやプレゼンなど、

いろんな分野で技術革新が日々、起こり、

この変化についていけない住宅会社が、

お客様から選ばれなくなるだけなのです。

 

プレゼンと設計の実務は分けて考える時代です。

 

皆さんお会社はついていけてますか?


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