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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1811回】 若い頃の理不尽な経験を活かす

2015年12月16日 | 住宅コンサルタントとして
私自身、20代の頃に建築資材メーカーの営業として
いろんな住宅会社、工務店の経営者や職人さんたちと仕事をさせていただいておりました。

とても可愛がって下さったお客様、いろいろと教えて下さった職人さんもいれば、
理不尽なことを言われたり、暴言をはかれたりした方もいます。

当時は死ぬほど嫌いで、もし会社を辞めることがあったら、
「こいつを絶対にぶん殴ってやろう!」と思っていた人もいます。

でも、その当時のつらい経験のおかげで、
自分としては仕事を通じてこれだけはやらない、と決断できたこともあるのです。

個人的にすごく嫌だったのは、
自分は発注する側で偉く、注文してやっているという態度で接してこられる方でした。

無理な要求をこちらに一方的に言ってきて、
その要求を「申し訳ありませんが、不可能です」とお断りをいれると

「そうか、じゃ、お前にはもう頼まない!
他にも仕入れる先はたくさんあるんだから!」

と、すぐにそうした言葉をちらつかせるのですね。

後、私のことを「お前!」と呼び、
発注する側が神様で、仕入れ先の人を人間扱いしない。
(ちなみに、そういう人は経営者ではありません。
一従業員の立場で完全に勘違いしている人もいました)

でもそういうつらい経験をさせてもらったおかげで、
私自身はいろんな方を絶対にさんづけで呼びますし、
依頼する方にも丁寧な言葉を使うようになりました。

また、段取りが悪く、対応がいつも後手後手の方がいて、
電話ばかりしている割に全く仕事が進まない監督もいました。

その監督からかかってくる電話に対応していると、
とにかく時間ばかり奪われて非効率になってしまう。
なので、その監督から電話がかかってくる前にこちらから電話をかけ、

「そういえば、そろそろあの現場のこの材料を入れなくてはならないと思うのですが、
現場の棟梁さんと打ち合わせをして、段取り取らせてもらっていいですか?」

というように、その監督から依頼される仕事を予測し、
監督から依頼の電話がかかってくる前にこちらから確認し、
とにかく振り回されないように仕事をしていました。

こうした仕事の段取りが悪い方のおかげで、
仕事の先々を読む力が身についたのだと思います。

若い頃、素晴らしい方、仕事が著しくできる方しか周りにいなかったら、
こうした能力は身についていなかったと思います。

若い頃、理不尽な依頼を受けたり、お客様に振り回されたりする経験は、
将来、きっと自分のプラスになるのです。
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【第1810回】 20代は効率なんて考えなくて良いんです!!!

2015年12月15日 | 住宅コンサルタントとして
先日、あるクライアント様で私が個人的に大好きな20代の営業スタッフさんに、

「自分が努力したこととお客様の評価って、なかなか比例しませんね・・・」

という相談を受けました。

お客様のために、一所懸命仕事をする。
やるべきことをやる。
でも最終的に家づくりを他社に託される、ということがあったようです。

自分の思いは届かない。
自分自身の仕事の効率が悪い。
自信を無くしているような感じでした。

でも、こうしたお話を聴かせていただいて、私自身はとても嬉しかったです。

というのは、若い間に徹底的に量をこなし、
かつ自分の努力が報われないことも多々あり、
お客様に裏切られることも経験しておくことが、
30代、40代になった時にメチャメチャ役に立つからです。

むしろ、やった分だけ結果が出てしまうことしか経験していないことの方が
彼の人生にとってはるかに危険だし、世の中そんなに甘くないし、
世の中、矛盾は多々あるし、正論を振りかざしてもそれが通用しないこともある。

それが人生。
うまくいかない時に、そことどう向き合い、自分の気持ちを切り替えていくか?

そういったことを20代で経験されていることに、ちょっと嬉しくなったのです。

間違いなく、そのスタッフさんは大成しますし、
クライアント様を背負っていく人材になると思います。

個人的に思うのですが、若い頃から効率を求めると
とても小さいビジネスパーソンに収まってしまうような気がします。

失敗、挫折、裏切り、ミス、クレーム。
こんな負のイメージしか湧かないこともしっかりと経験しておいて、
失敗や挫折とうまく向き合える体質になっておく。

自分自身、20代の頃にこうしたことを数え切れないくらい体験したので、
今、ポジティブな思考になれているような気がします。

クライアント様の若くて未来あるスタッフさんの成長を拝見するのが、
個人的に大好きで、出来ることならなんでもサポートさせていただきたい、
といつも思っています。

相談、いつでもウェルカムです!
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【第1809回】 知識や技術だけではクリアできないことがたくさんある

2015年12月14日 | 住宅コンサルタントとして
最近、非常によく思うのが、
知識や技術を習得するだけでは、上手に生きていけないということです。

もちろん、それらは仕事をしていく上でも生きていく上でも不可欠なものですが、
自分の人生を考えた時に、「どう生きていくのか?」という部分が無いと
その場その場での対処しかできないような気がするのです。

だから、自分自身、どう生きていくのかということを考えるべきかな、と・・・。

どういう生き方をするのか?
生物として考えた場合、私は自分の子どもが自分よりも幸せに、
そしてよりBIGになって欲しいと思っていますので、
それが実現できるような環境をつくりたい、ということです。

次世代がより発展するように、というのが、生き物としての本能かもしれません。

自分自身の人生ということで考えてみれば、
私の場合、「人生≒仕事」といった感じなので、
充実した仕事をやり続けたいと考えています。

私の仕事とは、クライアント様がより良い会社となるためのお手伝い。
そして日本の住宅のレベルを性能的、意匠的に高め、住環境のレベル向上につなげていくこと。

そのためには、常にアンテナを立ててさまざまな建築物を見たり、建築資材の情報を仕入れること。
全国の素晴らしい住宅会社の取り組みを研究すること。

こうした、自分なりの考え方や生き方の軸があるので、
仕事に対するスタンスがこの10年、全く変わらないのかな、と思います。


こうした軸が無く、
単にコンサルタントとしてクライアント様をやみくもに増やしたり、
数字を稼ぐためにいろんな本を書いて販売したり、
ノウハウをパッケージングして不特定多数の会社に販売したりといった、
自分の数字を上げることに注力したりしていると、
今のような環境にはなっていないような気がするのです。

クライアント様も絶対に依頼して下さらないと思いますし
何よりそういう奴に自分が住宅会社の経営者なら依頼したくないな、と思います。

如何に仕事が出来ても、
如何にさまざまな情報やノウハウを知っていても、
如何に数多くの経験を積んできたとしても、
人としての軸が無い人には、お客様はついてきてくれないような気がします。

家族や友人もそうだと思います。

知識やスキルをマスターし、数多くの経験を重ねるも、
あくまでも人としての生き方の軸があって、初めてモノになっていく。

そのためには、いろんな方の考え方や生き方に学び、
自分自身、何を信念を確立しておく必要があると思います。

若い間に本をたくさん読み、いろんな方の考えに触れた方が良いですよ、
と私がいろんな方にお伝えしている理由です。
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【第1808回】 来年のテーマ

2015年12月13日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界専門のコンサルタントになって10年。
素晴らしいクライアント様とのご縁に恵まれ、
おかげさまで我が社も順調な1年を過ごすことが出来ました。

長いお付き合いをさせていただいているクライアント様の場合、
6年前、7年前と今年を比較すると、他県に出店されたり、
当時は無かった大型のショールームやモデルハウスをお持ちになったり、
更には別事業に参入されたケースも多々、あります。

ただ自分自身の仕事を振り返ってみると、まだまだな部分がたくさんあります。

お仕事を託して下さるクライアント様のお力になるために、
まだまだ学び、研究し、検証を重ねたりと、やるべきことは山積みです。

おそらく、仕事に真剣に向き合っている方は、
皆同じような感覚をお持ちなのかな?とも思います。

お客様の視点で自分たちの商品やサービスを見た場合、
まだまだな部分が見つかるでしょうし、
10年先のあるべき姿から見れば、現時点での自社の商品やサービスに
とても満点なんかつけることはできないでしょう。

私が今年、痛感した自分の至らなさは、
過去にクライアント様にご提案した、
その会社で絶対にやり続けていただかなくてはならない施策が
今でも現場でしっかりと実施されているか、ということの確認があまい、
ということです。

提案をさせていただいて、1~2か月後はチェックをするのですが、
2年前や5年前にご提案をさせていただいた、
その会社の背骨となる施策のチェックができていないのですね。

クライアント様の現場に行くことがほとんどできていない・・・。
ここ2年は新規事業の立ち上げをされたクライアント様のフォローで
スケジュール的に詰まっていたのです。

また、モデル企業の調査をここ数年、徹底していたことも一因です。

2016年は、各クライアント様の現場に密着し、
やるべきことが現場でやれているのかをチェックしたいと思っています。
限られた時間の中で、やりたいこと、やるべきことは無限にあります。
だからこそ、優先順位をつけて、やるべきことをやれるよう、
スケジュールに落とし込まなければ、何もやれずに言い訳の1年になってしまう・・・。

そうならないよう、自分自身のスケジュールを決めたいと思います。
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【第1807回】 いつの間にか、強みが消えるリスク

2015年12月12日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社の業績が伸びていく中で、
自分たちのマーケティングや商品を気に入ってくれるお客様が
徐々に増えていきます。

その地域には無い独自の尖がった特徴を持つ商品を市場にPRし、
独自のブランディングをおこない、たくさんの方に支持していただけるように・・・。

こうした展開を継続していく中で、
自分たちの会社、商品をとても評価して下さっているのに、
予算的に自社に合わず、結果として他社で家づくりをされることになるケースが増えていく・・・。

すると、そういうお客様でも自社で家を建てていただけるような、
コストを落とした商品を開発し、予算が合わないお客様の家づくりもお手伝いする。

当初はあくまでの自社のメイン商品がしっかりとあって、
予算が合わないお客様にだけ、この商品を販売するというつもりだったのに、
いつの間にかコストを落とした商品がメインになっていき、
当初の尖がっていた自社のフラッグシップ商品をしっかりとPRできなくなっていく・・・。

いろんなお客様に対応しようとすればするほど、
いつの間にか何の独自性も無い、ありきたりなマーケティングになってしまいがち・・・。
だから業績が伸びてきた時ほど、注意が必要なのですね。

お客様を絞ることで、強みが際立ちます。
仕様を絞ることで、その部分の良さをより伝えようと営業マンは頑張ります。

業績が伸びていく中で、いつの間にか自社の強みが消えてしまうリスクは常にあるのです。

こうしたことをしっかりと押さえて、経営をしていかなくてはならないですね。
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【第1806回】 素晴らしい監督たち

2015年12月11日 | 住宅コンサルタントとして
今、クライアント様にご提案している工法があります。

ただ、これまでの家の建て方とは大きく変わるため、
積算のやり方も変われば、施工の手順も変わる。

またいろんな保証が効くかどうか、とか、
さまざまな補助金や金利優遇を受ける上での手続きを調べなきゃいけない、とか
いろんな面倒なこともある。

役所なんかにしても、保証会社なんかにしても、
これまでのやり方を変えなければ、自分たちは面倒くさく無い訳で、
なかなか新しいことに取り組もうといろいろと問い合わせをしても、回答が遅い。
腰も重い訳です。

そうした周囲の対応の悪さもあって、各クライアント様の進捗が遅かったりするのです。

ただ、昨日お伺いしていたクライアント様の工事部は素晴らしかったです!
ちょっと感激しました。

これまでのやり方から新しいやり方に変えた場合の原価の差を
とても端的に答えてくれたのです。

いろんなクライアント様では、それらの調べもので1か月以上かかっているのですが、
わずか1か月でコストの差を調べ、すぐに実行できるまで調べ上げてくれていました。

口数は多くないですが、仕事が早い!

このクライアント様は「とにかくやってみよう!」という前向きな考えをお持ちで
さすがにお施主様の家では難しいので、自社のモデルで採用ということになりました。

難しく考えず、お客様にご迷惑をかけないよう、まずはやってみる。
できない理由を探す前に、まずは取り組んでみる。

こういう考え方の方が、個人的に大好きです。
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【第1805回】 「業界の今後」を考える前に・・・

2015年12月10日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、クライアント様と一緒に、ある料理屋さんにお昼を食べに行きました。

地方都市であり、人口も多くない。
しかも高齢者の構成比が非常に高い。
更にお店は、メイン道路沿いではなく、結構分かりにくい場所にある。
そしてお店は大して宣伝していなさそう・・・。

でもお昼は満席で、しかも並んで待っているお客様も多数おられました。

そして肝心のお味はどうかと言うと、とても美味しい。
更にお店のインテリアも非常に良い感じで、
この地域ではトップクラスのお店なのだということはすぐにわかりました。

一昨日、お伺いしていたエリアも過疎エリアで
今後、さびれていく一方と言われているところです。
そのエリアの一番店でランチをいただきましたが、
これまた昼間からお客様であふれかえっていました。

外食産業は厳しい。
地方都市での商売は大変だ。
それなりの単価の金額のお店だと、利用されるお客様が限られる。

こうした話をいろんなところで耳にしますが、
正直、そんな総論を言っても意味がないでしょう。

厳しい外食産業で、
それなりの単価をいただいて、
過疎化が進む地方都市で、
行列ができるお店が数え切れないくらいあるのです。

どんなお店でもそれなりに商売ができる、という時代が終わっただけで、
自分たちの消費やサービスを磨き続けているお店にはお客様が殺到するのです。

住宅業界もこれとまったく同じ。

「これからのこの業界は厳しいだろうね・・・」
「今後、住宅業界はどうなるとお考えですか?」

なんて質問をするくらいなら、自分たちの商品やサービス、マーケティングを磨くことです。

そんな評論家的な考えはいらないのです。

まずは実務をしっかりとやっていくことです。

どんな市況環境になっても、やっていけるだけの地力をつける。
そのために、常に進化しつづけなければいけないのです。
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【第1804回】 過保護すぎるとダメになる

2015年12月09日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に学生時代から、公務員にはなりたくありませんでした。

というのは、たまに行く役所で奥の方に偉そうに座っていて、
昼間っから新聞を読んで暇そうにしているオッサンを見て

「こんなオッサンになったら、人生終わってしまうよな・・・」

と若い頃から思っていたからです。
(一所懸命働いている公務員の方ももちろんおられると思います。
そいう方にだけは謝ります、ごめんなさい・・・。)

また学校の先生の中で、全く授業も面白くなく、生徒に人気もない・・・。
ただ、授業を流して終わって、お給料だけもらっていく・・・。
民間だったら間違いなくクビになるレベルのオッサンも飯を食っている。

こんなに守られていては、楽な方にしか発想が行かないだろう・・・。
そんな人生を送りたくない、と若い頃から思っていました。

競争の中で、人間は磨かれ、成長できるのだと思います。
「いつ、自分はクビになるかもしれない」という緊張感があるからこそ、
能力を磨こうとしたり、成果を出そうと努力するのだと思います。

そして成果が出れば、お給料が上がり、
成果が出なければ、お給料が下がる。
それでもダメなら、解雇される。

自然界もすべては競争の原理が働いています。
そして、強いものや環境の変化に適応できたモノだけが生き残っていく・・・。

そうして、どの動物も植物も進化していくのです。

ビジネスに携わるのであれば、
そういう自然の摂理も理解しておく必要があるのでは、
と個人的に思っています。

成果が出ないだけでなく、成果を出そうと努力すらしない。
そんな社員を法的に過保護に守り、簡単に解雇できないようにする。
これって、企業の競争力、もっと言えば日本の競争力を低下させるよなと思います。

考えや志の低い人、自分のことしか考えない人は、
権利ばかりを主張して、義務を果たさない傾向が強いような気がします。

そういう人を過保護に守るのは、どうなんでしょうね・・・。

もちろん、経営者側で自分のことしか考えていない、
従業員さんやその家族の生活のことを考えない奴が論外ですが、
いずれにしても過保護すぎるのは、人間をダメにするような気がします。

自分に厳しく、自社に厳しく、
世の中のニーズを捉え、ニーズに合う商品やサービスを提供できているか、
自己分析をしていきたいですね。
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【第1803回】 調子の良さ、要領の良さだけで通用するのは30代まで

2015年12月08日 | 住宅コンサルタントとして
その場の空気を読み取って、うまく立ち回れる器用な人っていますよね?

また何をやらせても非常に要領が良くて、
サラッとやりきってしまう要領の良い人もいます。

調子が良かったり、要領が良いことは別に悪いことではありませんが、
こうした能力に頼って地力をつける努力を怠ると
40代、50代で地獄を見ることになります。

なぜならば、働く仲間たちが皆、年下になるからです。

年下の方からすれば、調子が良くてその場だけを乗り切るオッサンを

「コイツ、軽いな~」

としか思いません。

年上の上司からは可愛いがられても、年下の人からすれば、
単なる調子の良いだけの薄っぺらいオッサンでしか無いのです。

また器用さだけで乗り切って来た人も、同じ運命をたどります。

年上の上司が自分を見る目と年下の仲間が見る目が違う、ということが
自分自身で全く分かっていないのです。

その場をやり過ごすだけの調子の良いオッサンが組織にいても
組織は活性化されませんから、
当然ながら若いリーダーからは「不要」の烙印を押されるのですね。

私が以前、働かせてもらっていた会社にも、
こういう類いのオッサンが数え切れないくらいいました。

上司が温情だけで自分のそばに置いているのですが、
仕事上の成果が全く出せない訳です。

若手からしたら、しらけてしまいます。

長く働こうと思えば、いくつになっても必要とされるだけの
能力を持っていたり、成果を出せたり、人格が無ければならないのです。

若い間にしっかりと実力と人間性を高め、
長く組織やお客様に必要とされるビジネスパーソンを目指したいものですね。
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【第1802回】 見えないところで手を抜かない人に惹かれる

2015年12月07日 | 住宅コンサルタントとして
以前の私は、多いときで月に10回以上、
いろんなマッサージ店で施術をしてもらっていました。

特に秋に休めない日々が続き、疲労が著しく体にたまるので、
秋に圧倒的に利用させてもらうことが多かったです。

ただ、私自身はマッサージを受けてしまうとすぐに寝てしまうので、
実際にどんな施術を寝ている間にされているか、分からない。

たまに目が覚めると、自分が寝ていることを良いことに
力を入れずに体の表面だけをさすっているマッサージ師さんも結構いました。

その昔、九州のホテルには一所懸命施術して下さる、
素晴らしいマッサージ師さんがおられたのですが、
ご主人の会社を手伝わなくなったとのことでお辞めになられ、
それ以降、正直あまり良いマッサージ師さんに出会いませんでした。

しかしながら、ちょっと前に素晴らしい方と出会ったのです。
しかも自宅の近所にのマッサージ店に!!!

とにかく細かなところまで手を抜かない。
そして私が思いっきり寝ていても、手を抜かれずに全力で施術をして下さる。

その姿勢に私は思いっきり惹かれ、
今ではその方がおられる時にしか、そこには行きませんし、
出張でいろんなエリアに行っても、そのマッサージ師さんを超える人はいないだろうと、
他のマッサージ店を利用しなくなりました。

「ここは見られていないだろう・・・」
「こういう部分は手を抜かないと・・・」

と思っていたとしたら、それは必ずお客様に見抜かれます。

一流と二流の差は、目立つところでは差が出ません。
目立たない、小さなところ、
普通の人なら手を抜いてしまうところで差が出るのです。

料理屋さんだと、最後のデザートとか、お飲物とか、おしぼりとか、
お寿司屋さんだと海苔とかガリとか、
住宅会社だと収納の中の棚づくりだとか・・・。

個人的に見えないところでも手を抜かない、全力投球の人や企業を見つけると、
トコトン応援したくなります。

メチャメチャ惹かれます。

もうお金じゃないんです。

自分自身もそういう姿勢で仕事をしていきたいと思っています。
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【第1801回】 新しい家での暮らし

2015年12月06日 | 住宅コンサルタントとして
引っ越しが12月4日に終わり、新しい自宅での暮らしがスタートしています。

これまでの家よりもかなり大きいため、どこに何を置いたのかを忘れてしまうなど、
正直、全然慣れません・・・。

また2階リビングなので1日何度も階段の上り下りをするのですが、
それはかなり足腰にとっては良いことだな、ということも実感としてあります。

そしてこれが一番大きいのですが、
断熱、気密、換気、暖房を考えて家づくりをしたので、とにかく快適なのです。

70坪ある家全体が、たったエアコン2台で全館暖房ができてしまう!

高気密・高断熱・計画熱交換換気の家のメリットを挙げると、
ます家じゅうの温度差が非常に少ないので、
例えばリビング、脱衣室やトイレ、お風呂など、どこに居ても快適なんです。

この時期はだんだんと寒くなるので、例えば夜、お風呂に入ると
お風呂の中や脱衣室が寒かったりしますが、
家じゅうどこにいても同じ温度なのです。

次に基礎断熱+熱交換換気システムを採用しているので、
床暖房が無くとも裸足で歩いても冷たくないんです。
床冷えとは全く無縁。

冬なのに裸足で家の中を歩けてしまう!
床暖房を使っている訳ではないから、故障やメンテナンスの不安も一切無し!

そしてこの時期の最大の主婦の困りごとと言えば、やはり窓ガラスの結露。
我が家も以前の家では、この時期から3月まで、結露がすごくて
毎日、家内が窓を拭いていました。
そうしないとカーテンや窓枠の部分にすぐにカビが生えてしまいます。

それがこの新しい家では、窓に結露が一切無いんです。
だから窓、窓枠、カーテンにカビの心配が無い!

ちゃんと断熱や換気、暖房のことを勉強している住宅会社に家づくりを依頼すれば、
こんなに快適になるのに、日本の住宅会社の90%以上は全く知識が不足しているのです。

大手ハウスメーカーの中で2社を除くと、
建てている家の断熱性能や気密性能が著しく低く、もう本当に寒いのですが、
そういうこともほとんどのお客様は理解されていません。

日本が定めている次世代省エネルギー基準とか、長期優良住宅の温熱環境のレベルなんて、
諸外国から見れば、鼻で笑われるくらいの低いレベルなのです。

そんな低レベルな基準をはるかに超える性能の家が、もっと安く建てられる。
そうした社会を実現するために、仕事をしていきたいと思っています。
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【第1800回】 祝!1800回目の更新

2015年12月05日 | 住宅コンサルタントとして
おかげさまでこのブログも1800回目。

素晴らしいクライアント様、ビジネスパートナー様に支えていただいて、
1800日連続でこのお仕事をさせていただくことが出来、
更に1800日連続でこのブログを更新することが出来ています。

本当にありがとうございます。

起業した2011年1月1日に1回目を投稿しました。
今日で起業1800日、ということになります。

ブログ開設以来、このブログを見て下さった方は延べ29万人以上。
トータルのページビューは83万ページ以上。

コツコツと情報発信をすることの重要性をクライアント様にお伝えしていますが、
自分自身も情報発信をやり続けることで、いろんな発見があるのです。

このブログをやり続けることで最も大きいのは、
自分自身の信念や新しい発見を発信し続けることで、自分がブレなくなることです。

商売で何が大切か?
それをこのブログで発信し続けていると、自分自身がその道から外れないのです。

更にこのブログをしっかりと見て下さった方から、お仕事のオファーもあります。

情報発信の重要性を自分自身が分かっているからこそ、
各クライアント様に強くお願いしているのです。

消費活動を通じて、お客様は年々、賢くなっていきます。
またお客様が賢くなっていくことで、求めているモノが変わっていきます。

情報発信の精度、質も、お客様の進化成長に合わせていかなくてはならないのに
まだまだ適応できていない住宅会社が多すぎです。

お客様の方を向いて、良い家づくりに取り組むことが出来ている住宅会社は
ここが上手にできるようになるだけでお客様が足を運んでくださるようになるのに、
多くの住宅会社がそのあたりを全く理解できていないのですね・・・。

情報発信の大切さを引き続き、発信していきたいと思います。
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【第1799回】 最初の1~2分が勝負

2015年12月04日 | 住宅コンサルタントとして
私は仕事柄、よくタクシーに乗ります。

タクシーの運転手さんは、大きく分けて3つのタイプに分けられます。

1.目的地に着くまで無言の運転手さん
2.目的地に着くまでいろいろと話しかけてくるが、その内容が面白くない運転手さん
3.目的地に着くまでの会話がとにかく盛り上がる運転手さん

個人的に困るのは2の運転手さんで、
とにかくこういう運転手さんに当たってしまうと、
私は携帯をいじるフリをして、会話をしなくても済むように演技をします。
(←かなり性格が悪いですね・・・)

私が「この運転手さんとは話がしたいな!」と思うか、
「この運転手さんとは話をしたくないな・・・」と思うかは、
正直最初の会話のレベルで決まります。

ほんのちょっと話をしただけで、その人のレベルが人間は分かるもの。

思わず心を掴まれるようなアイドリングトークをされると、
本当にノリノリで話をしてしまいます。

逆に「そんなことしか話すことが無いのかな・・・?」と思う運転手さんもいます。

「ずいぶん、寒くなりましたね~。
今日はかなり冷え込むみたいですよ」

とか、目的地を告げると

「○○を通るルートでいいですか?」

と、明らかに地元民ではない私に訊いてくる運転手さんだと、ちょっとテンションが下がります。

気が利かないし、日頃から勉強していない運転手さんは魅力を感じません。
また、こちらに合わせた会話をセレクトしてくれない運転手さんも同じです。

ほんの30秒、1分話をしただけで、こちらの対応が変わってしまいます。

でもこれは、住宅業界でも全く同じ。

お客様は、ついてくれた営業マンが最初に話題にする内容で
本音を話すか、それとも心を閉ざすのかを決めているのです。

お客様を見た瞬間に、どんな気の利いた声かけ、アイドリングトークができるか?

そしてそれらを実行するために、
営業マンは日頃からどんなことに取り組んでおかなくてはならないか?

皆さんは分かりますよね?
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【第1798回】 心を掴まれるおもてなし

2015年12月03日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるクライアント様の忘年会に参加させていただいておりました。

私の都合が良い日に、役員忘年会をわざわざセッティングして下さっていたのです。

私が会場に着くと、社長をはじめ、役員の方々がお迎えしてして下さり、
一番良い席に案内して下さいました。

そして皆さんの前で、社長自ら、
私ごときにとてもありがたいお言葉をおっしゃっていただきました。

私よりはるかに経験も豊富でお仕事もできる。
その社長からすれば、私なんてケツの青い若造です。
でもこんな若造にお礼の言葉を掛けて下さり、
心からおもてなしをして下さる。
そして提案をさせていただいたことに愚直に取り組んで下さるのです。

更にコンサルティングに関しても、
基本、「好きなようにやってください」というスタイルで、
私自身、このクライアント様がより素晴らしい会社になっていただくために、
必要だと思うことを毎月、させていただいております。

正直、思いっきり意気に感じて仕事をさせていただけるのです。

経営陣がこんなに素晴らしいですので、
社員さんも素直で真面目、そして純真な方が非常に多い。

社員さんのことも個人的に大好きで、
何とか皆さんに仕事も人生もうまくいってほしい、と思うので
ついつい、テンションMAXで会議や研修を進めさせていただいています。

お仕事をさせていただいている身でありながら、
実は思いっきり心を掴まれまくっているのです。

こういうお客様には、正直、何としてでも結果を出していただきたい、
良い会社になっていただきたい、と思うのが人間だと思うのです。

私自身、いろんなビジネスパートナー様にお仕事をお願いすることが多いですが、
お仕事を依頼している方にどう思ってもらっているのか?
自分がこのクライアント様に感じているような気持で
お付き合いをしていただけているか?

そう考えると、自分の徳の低さを痛感します・・・。

サービスを提供する側になろうが、
お客様の立場になろうが、
お仕事でかかわる方が気持ち良くなるような、
心を掴むようなおもてなしを自分も目指していきたいです。
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【第1797回】 プロの仕事

2015年12月02日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は自宅の撮影をするために、
プロのカメラマン2名の方に自宅兼オフィスに来ていただきました。

カメラマンといっても、お二人とも女性ですが・・・。

私は19時前に自宅に行ったのですが、
一人のカメラマンは、お昼過ぎからずっと撮影をして下さっていたとのこと。

別のカメラマンも16時から来て下さっていて、
ずっと撮影をされていました。

プロのカメラマンとは、過去、
いろんなクライアント様でお仕事をしたことがあるのですが、
正直、昨日の2人のカメラマンの撮影されるのを拝見していますと、
その撮影にかける手間がすごい、の一言でした。

1つのアングルで撮影するのに、
照明を調整したり、ピントをいろんなところに合わせたり、
どこをぼかすのか、光の絞り方もいろいろと考え、
とにかく1枚を撮影するのに物凄く手間を掛けられるのです。

また、いろんなアングルから撮影されていて、
草むらに入っていったり、隣の家の塀によじ登ったりと、
とにかく1枚の撮影をするのに全力な訳です。

それを何百枚と撮影されるのです。

当初、自宅の撮影は2時間くらいで十分だろう、と思っていた自分が甘かった・・・。
(ちなみに私が撮影すると20分で終わってしまいます)

6時間以上、撮影して下さったカメラマンさんは、

「全然、時間が足りませんでした・・・」

とおっしゃっていました。

それくらい、プロの仕事は奥が深いのです。

自分とは世界が違う、プロのレベルを知ると
自分はこれくらいのこだわりを持って仕事ができているのだろうか?
と気づかせていただけます。

正直、私は一度、一緒に仕事をしただけで、心をつかまれてしまったのです。

それがプロのレベル。

私自身、今の仕事でそのレベルまでできているだろうか?
「さすが、プロ!」と思っていただけるレベルの仕事ができているのだろうか?
独りよがりになっていないだろうか?自己満足で終わっていないだろうか?

プロと一緒にお仕事をさせていただくと、本当に学ぶことが多いです。

一瞬でお客様の心をつかむくらいの姿勢を示せるのがプロ。

皆さんのお仕事のレベルは、プロにふさわしいですか?
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