鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第1415回】 流れや深さをお客様にお伝えすることが大切

2014年11月15日 | 住宅コンサルタントとして
日本式教育の影響なのか、その理由はよく分かりませんが、
売れない営業マンに共通するポイントとして、とにかく話が面白くないということが挙げられます。

なぜその営業マンの話が面白くないのかというと、
本人が話しているテーマに関して、点でしか話をしていないのですね。

もっと違う表現で言えば、「流れが無い」ということです。

例えば、ウレタン吹付け断熱の説明をするとします。

売れない営業マンは、説明としては

「ウレタンは隙間無く発泡しますから、とにかく暖かいですよ」
「夏と冬の冷暖房代に換算すると、年間で60000円程度、得します」

など、メーカーさんのカタログの情報をただ覚えただけのような形でお客様にお伝えするのですね。

お客様にお伝えする情報に、流れも無ければ、深さも無いのです。
これだと、お客様の心を掴むことができませんし、
「この人に相談に乗ってもらいたい」とも思っていただけません。

このウレタン吹付け断熱に流れをつけるとすれば、

「なぜ、当社がこの断熱を採用するに至ったか?」
「この断熱材を採用することで、どんなメリットがお客様に提供でき、
結果、お客様にこのような暮らしをしていただける」
「そもそもなぜ、この断熱方法を他社が採用していないかというと・・・」
「この断熱材が他のどんな国、どんな建物で採用されているか・・・」

というような感じになります。

売れている営業マンは、有意識、無意識に関わらず、こうした話ができています。

話に流れも深さもあるのです。
だから、お客様は話を聴いていても飽きないのです。

家づくりでお客様が本来、知っておくべき情報は多々ありますが、
その莫大な情報量をお客様が飽きることなく、聴くことができれば、
当然ながら、そういう話をしてくれる営業マンが選ばれるのです。

皆さんがお客様にお伝えするお話に、流れや深さはありますか?
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【第1414回】 自分のことしか考えられないビジネスパーソンは大成しない

2014年11月14日 | 住宅コンサルタントとして
商売で大切なのは、

「お客様ならどう感じるか?」
「働く仲間の人ならどう思うか?」

という、他の人の目でモノを見て考えられることです。

お客様が好感を持たれる接客をしたり、マーケティングを展開したり、
商品を開発したりしていくことが重要です。

「俺はこう思う」
「私はこうしたい」

と自分の意見は正直、お客様には関係ないことで、
お客様の評価で商売の結果は決まるのです。

しかしながらこうしたことを全く理解できず、
自分の主観100%でしか物事を考えられない。
自分の主観100%でしか行動できない人もいます。

場合によっては、自分の感情を職場でむき出しにして、
働く仲間の気分を悪くしても何とも思わない、レベルの低い人もいます。

そういう奴に限って、

「お客様に対してはちゃんとやります」

とか言うのですが、お客様も働く仲間も一緒なんです。
要するに、他の人を思いやる心が無いんですね。

若い間はまだ許されますが、30を超えたあたりから、相手にされなくなり、
40超えてもそんな調子だと、まず必要とされなくなります。

そういう奴の特徴としては、自分の感情だけで行動したり発言したりするのです。
何事も自分が最優先。
もう、組織には不要ですね・・・。

仕事は一人ではできない。
自分一人では生きていけないということを分かっていないのかもしれません。

人に必要とされなければ、ビジネスでうまくやっていける訳が無いのです。

如何に能力があろうとも、人様に必要とされなければ、意味がありません。

そのためにも、周りの仲間の気持ち、お客様の気持ちで自分の立ち振る舞いを
見直せる能力だけは持っておきたいですね。
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【第1413回】 業界の古き考え方で経営し続けると淘汰されるだけ・・・

2014年11月13日 | 住宅コンサルタントとして
今年一年を振り返ってみると、過去に経験が無いほど、
いろんな住宅会社を調査・研究した一年でした。

消費税増税後の反動の中、クライアント様にどういう方向性に進んでいただくべきか?
この問題に対し、自分なりに仮設を立てていましたが、その検証にかなりの時間を費やしました。

数多くの調査・検証の結果、

「この方向に進んでいただければ、大丈夫です!」

と胸を張って言うことができます。

私なりにどういう結論に至ったか?

それは、建設業界の古き考え方に共感して下さるお客様の数が激減してくるということです。

商品開発、接客、接客場所、会社やスタッフから感じられる雰囲気、
マーケティング、契約までの流れ、価格、仕様打ち合わせの手順、工事中のコミュニケーションなど、
ありとあらゆる部分で、お客様がお求めになられていることと業界の平均的なアベレージが
かなり乖離があるのが現実です。

特に最近、耳にするのが、大手ハウスメーカーが競合して苦戦するのが
地場で良い家を建てると評判のビルダーだということ。

現在、それなりに住宅を受注している大手ハウスメーカーの苦戦をよく耳にします。

また、ご縁を頂戴しているクライアント様で
大手ハウスメーカーと競合して負けるケースが激減したという事実。
もちろん、クライアント様のところにお客様が辿り着く前に決められている、
ということもあるでしょうが、それにしても大手ハウスメーカーが構築してきたビジネスモデルが
お客様のニーズと乖離してきているということは間違いのない現実でしょう。

2013年以降、これまでの発想にとらわれない、新しい住宅事業のカタチを
クライアント様と一緒に取り組んで参りました。

2015年も現時点で3つの新規業態であったり、新規参入のお手伝いだったりが決まっています。

これらがすべて成功するようにお手伝いをさせていただきながら、
日本の住環境のレベルをもっと高めていきたい(もちろん、価格は抑えながら)と思っています。

その実現のためには、私一人の力では大したことはできません。
また素晴らしい方をビジネスパートナーさんに紹介していただき、
新しいサポート体制を構築できればなぁ、と勝手にイメージしています。

最近の自分の行動を振り返ると、
コンサルタント的な仕事とプロデューサー的な仕事がほぼ半々になっている感じがします。

でもこれも時代の流れ、エンドユーザーの嗜好に適応しようとすれば、必然かと・・・。

これまでの業界の良き部分はそのまま継承し、
変えるべきところを変えていく・・・。

お客様の潜在的ニーズにしっかりと対応していきましょう!
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【第1412回】 新たなことへの挑戦

2014年11月12日 | 住宅コンサルタントとして
私が今の仕事をすることができているのは、たくさんの方々との出会い、ご縁があったおかげです。

素晴らしい方と出会う機会をいろんな方にセッティングしていただけたおかげで、今がある。
そしてその輪が少しずつ広がっていっている感じがします。

そもそも経営コンサルタントになろうと思ったのも、
ある方を大学時代の先輩に紹介してもらったことが大きかったですし、
今、ご縁を頂戴しているクライアント様の大半は、どなたかのご紹介だったりします。

更に素晴らしいビジネスパートナーさんも全ていろんな方のご紹介のおかげです。

38歳まで海外に行ったことも無かった私が、仕事で海外とつながるようになったのも、
クライアント様から紹介いただいた方が私のやりたいことを理解して下さり、

「だったらこの方を紹介しますよ!」

とご紹介いただいたビジネスパートナーさんのおかげなのです。

もう本当にありがたい・・・。

私自身が人様に紹介をしていただいて今がありますから、
当然ながら私自身も少しでも恩返ししたく、
いろんな方を紹介させていただくことも多いです。

自分自身が助けてもらいまくっていますから、
自分ができることを周囲の方にさせていただくことは当然ですよね。

そして、ご紹介していただいたり、逆にご紹介をさせていただく中で
人のネットワークもビジネスも新しい広がりが生まれたりしていきます。

私自身はコンサルタントという今の仕事が大好きで、
ここから離れる気も一切ありませんが、
新しいビジネスのアイデアが今、いくつか頭の中に浮かんでいます。

それをある方と組んで展開していけば、
日本の住環境が素晴らしいものになっていくのでは、とちょっとワクワクしたりします。

2015年はまた新たなことに挑戦するかもしれません。
もちろん、業界の研究、市場やエンドユーザーの嗜好の研究を怠ること無く、です。

来年の経営計画書にしっかりと落とし込みたいと思います。
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【第1411回】 お客様が自社に興味を持って下さる入り口はどこか?

2014年11月11日 | 住宅コンサルタントとして
マーケティングとは、お客様が自社に興味を持って下さるような取り組みをいろんな部分で行い、
自社の商品やサービスを欲しいと思っていただくまでの全ての行為を指します。
(私流の定義です)

住宅会社として、お客様が「ちょっとあの会社、気になるなぁ」と思うようになるには、
自社のどの部分をどう変えていけばいいのか、皆さんは分かりますか?

この部分が感覚的に分かる人が、マーケティングセンスがある、ということですし、
この部分が感覚的に分からないという方は、お客様との出会いに苦労されるケースが多いでしょう。

例えば、この部分のセンスが無い方が経営する会社でも、
現在、多くのお客様に集まっていただいている会社もあるかもしれません。
でもお客様が知りたいと思うきっかけ、お客様の嗜好は日々、少しずつ変わるので、
そのお客様の変化に適応するために、自分たちも日々、変わっていけることが
真のマーケティングセンスだったりします。

だから、今、たまたま多くのお客様に興味を持っていただいている企業が
マーケティングセンスがある、という訳では必ずしもありません。

では、今のお客様は何を入り口にして、住宅会社に関心を持つのか?
そこを理解している会社は、日本にどれくらいあるのでしょう?

私、この9月から11月の初旬まで、本当に全国のあちこちを調査に行きました。
その中で、増税後も多くのお客様の支持を集めている住宅会社さんの特徴がよくよく分かりました。

「ああ、やっぱりなぁ」と思います。

皆さんは、自分が一消費者の時、何を入り口に消費行動をスタートされますか?
皆さんの奥様、ご主人、パートナーの方は、どこを入り口に行動をすたーとされますか?

そういう部分を自ら気づく力が、これからの企業に求められるでしょう。

お客様が自然と集まり続ける会社は、その部分が徹底的にできているのです。

この部分をお伝えし、クライアント様のマーケティングの再構築をすることが、
私の今年最後のテーマかな、と思っています。

2015年対策を今からコツコツとやって参りましょう!
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【第1410回】 ミラノ・ヴェネチア視察クリニック

2014年11月10日 | 住宅コンサルタントとして
ちょっとお知らせ。

2015年4月29日~5月6日まで、イタリアのミラノ・ヴェネチアに視察に行く企画が
正式に決まりました。

昨日はその詳細打ち合わせの第一回目。

3年前にもクライアントの皆様と行きましたが、今回は更にバージョンアップします。

というのは、オリジナル商品の企画を前回の視察以降、何回か繰り返してきましたが、
オリジナル商品の開発もほぼ予定通り進みそうで、
今回はそのオリジナル商品を見に行き、最終開発まで持って行くことが目的となります。

試作品のサンプルと画像を昨日、見せていただいたのですが、
日本だと「この価格でこのデザイン、この仕様」って感じる家具がおそらく無いと思います。

ちょっとここでは詳しくは書けませんが、
誰も真似できないであろう価格と品質のバランスがとれた商品になる予定。

クライアントの皆様には、年内に細かなスケジュールと料金を発表しますね♪

後、個人的に数社、お声をかけたい先があるので、
クライアント様+お声をかけた数社で行くつもりです。
(とは言っても、私が声を掛けた方が乗って下さるかは分かりませんが、笑)

2015年のゴールデンウィーク、興味のある方は予定を空けて置いて下さいね~♪
また、個人的にこのクリニックの話を聴きたい方は、お気軽にメールなど下さいね!
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【第1409回】 お客様が幸せに暮らすために何が必要かを勉強する

2014年11月09日 | 住宅コンサルタントとして
住宅業界の営業マンのレベルは、
車や宝石、時計などの高級品を扱う営業マンと比較すると、
残念ながら勝負にならないのではないか、と思うことが多々あります。

確かに住宅そのものはいろんな材料があります。
木造住宅に使われる構造材だけでも何種類もありますし、
床などの内装材も数え切れないくらいの種類があります。

更に設計に関すること、知識、断熱や換気、サッシやキッチンなど各種建材の知識、
法規的なこと、土地のことなど、確かに覚えるべきことはダントツに多いかもしれません。

でも、この世で最も高額な家を扱うわけですから、
当然ながら常に勉強して、お客様のお役に立てるようになっておかなくてはなりません。

住宅業界の営業マンに多いパターンだと個人的に思っているのは、

「本当に良い家ってどんな家」

という問いに自分なりの答えを言えない、ということです。

そもそも自分なりに「良い家」の答えを持っていないので
お客様の要望に対し、言いなりの対応しかできない。

「こういう考え方もあります」
「こういう素材をここに使ったら、こんな感じになると思うのですが・・・」
「これ、絶対に良い感じになると思うんですよね!」

というような商談ができなくて、お客様からしたらサプライズが無い訳です。
だから商談が面白くない。

結果、電話しても出てもらえなくなる。
お誘いしても当然ながら、来ていただけない。

お医者さんに相談に行って、

「どの薬が欲しいですか?」
「注射と点滴、どうしましょう?」
「この症状って、どんな病気なんでしょうね?」

と言われたら、不安でしょうがないですし、そんな医者にかかりたくはないですよね?
でも、住宅業界の営業マンって、そんなレベルの方が結構多いのが現実なのです。

お客様は幸せになるために、今よりも快適な暮らしをするために家を建てるのです。

家は手段。
目的は別のところにあります。

その目的をまずは共有すること。
そしてその目的を実現するためには、
「こういう家が良いのでは?」と言えるような知識を習得すること。

こうしたことが欠かせないと思っています。

お客様が幸せな暮らしを実現するために、
例えば家にどんな工夫をしておく必要があると思いますか?

切り口はたくさんあります。

自分なりの答えをしっかりと持っておきたいものです。
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【第1408回】 ポジティブオーラのモデル

2014年11月08日 | 住宅コンサルタントとして
個人的に川崎宗則選手が大好きです。

川崎選手のプレーを見たり、川崎選手がテレビに出て発言されているのを聞くと
もうそれだけで楽しくなってきますし、自分も超ポジティブになれます。

そんな川崎選手のことをもっと知りたくて、「逆境を笑え」という、
川崎選手の著書を読ませていただきました。

一晩で読み切りました。

そして泣けました。

とにかく考え方が素敵すぎます。
そしてありとあらゆることを否定せず、受け入れる心をお持ちなんですね。

失敗しても、前に出る。
恥をかくことも恐れない。
自分がやりたいことをやる、という覚悟。
イチロー選手への憧れ。

いやいや、思い出しただけで泣けてきます。

川崎選手のようなオーラを持った方がもし目の前にいたなら、
私、多分、どんな提案でも受け入れてしまうでしょう。

好きな人から買いたい。
これがお客様の気持ちだと思うのです。

川崎選手がイチロー選手に憧れるように、
川崎選手に猛烈に憧れてしましました、年甲斐もなく・・・。

でもホンマ、素敵です。
自分自身も川崎選手くらい、ポジティブなオーラを出せるよう、
精進したいと思います。
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【第1407回】 素晴らしきお客様が自分を育ててくれる

2014年11月07日 | 住宅コンサルタントとして
ここ最近のコンサルティングで、
一定以上の成果を出され、組織がしっかりとできているクライアント様に対し、
マーケティング上、極めて重要なある提案をさせていただいております。

それはとても手間暇とコストがかかる施策です。

しかしながら、今後10年を見据えた場合、
ここをやっておかなければ、ちょっとまずいなぁ、と思っていて、
その部分について、遠慮なく好き勝手な提案をさせていただいております。

この面倒な私の提案に対し、
素晴らしいスピードで対応して下さっているクライアント様が数社、います。

昨日、その中の1社にお伺いし、進捗をチェックさせていただきましたが、
とても素晴らしいクオリティーのものが出来上がっていました。

またそこから更なる改善が必要なのですが、
初回としては素晴らしい成果です。

提案をさせていただいたことに対し、スピードを上げて、愚直に取り組んで下さる。
ここまでやっていただいて、成果が出なければ、それは私の責任だと心から思います。

こうしたクライアント様がいてくれるから、自分自身、まだまだ頑張れるのです。
こうしたクライアント様に誤った道に進んでいただく訳には行きませんから、
正しい方向を提示できるように、いろんな企業を調査分析し、徹底的に研究できるのです。
こうしたクライアント様により深く理解していただきたいと思えるから、
正しい情報の伝え方を私自身、もっと学ぼうと思えるのです。

40をとうに超えましたが、未だに30代前半の頃よりも危機感を持つことができているかと思います。
勉強量も落ちていないと思います。

素晴らしいクライアント様に、自分自身、これまで育ててもらったと思います。

素晴らしいお客様とご縁を頂戴すると、ビジネスパーソンは育ちます。
だからこそ、良いお客様としっかりとお付き合いできるようなクオリティーを
自分自身、有しておかなくてはならないのです。

素晴らしいお客様と付き合っていただけるよう、自分自身を磨きたいものですね。
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【第1406回】 どこまでモデルを研究し、再現できるか?

2014年11月06日 | 住宅コンサルタントとして
ここ数年、イタリアにハマり、毎年現地に行って、現地の料理を食べている中で
本当にイタリアンが好きになりました。

個人的に日本で外食する時、和食が中心になりますが、
たまにイタリアンも食べたくなります。

ただ、いつもクライアント様に連れて行っていただく2件のイタリアンレストラン以外、
美味しいと思えるお店に出会ったことがほぼありません。

先日も家内と一緒に入ったお店のパスタ、全くダメでした・・・。

東京の有名なイタリアンには行ったことが無い(東京で食事する際はほぼ和食なのです)ですが、
日本にある大抵のイタリアンのお店より、
絶対に自分がつくるパスタの方がおいしい自信があります(←断言)。

たとえばボンゴレビアンコに関して。

あさりの砂出しの下処理をしっかりとやっていない。
いいあさりを仕入れていない。
あさりの量をケチっている。
あさりに火が通り過ぎで、みずみずしくない。
ソースの乳化がしっかりとできていない。
パスタがソースの旨みを十分に吸っていない。

まあ、美味しくないレストランのボンゴレは、このいずれかに該当します。

逆に言えば、上記のポイがントクリアできれば、美味しいボンゴレビアンコになるのですが・・・。

料理に奇策は無く、とにかく基本の下ごしらえ、それから素材の活かし方、
更にはソースの乳化のやり方など、基本を忠実に正しくおこなえば、
最終的に結果につながるのです。

私自身、今の腕前になるまでに、とにかくイタリアでパスタを食べまくり、
目指すべき味のモデルをつくりました。
そしてソースの乳化具合やパスタやあさりの火の入れ方を記憶し、
それを自宅で再現するために仮設→実行→分析→改善を繰り返し、
今の腕前になりました。

ビジネスも全く同じ。

まずは素晴らしい住宅を建てていて、お客様に支持されている住宅会社を見つける。
自社のモデル企業をイメージした方が良いかと思います。

そしてその会社のデザインやディテールを徹底的に学び真似をする。
接客手法や営業ツールもとにかく真似る。
契約までの流れ、契約から着工の流れ、お引き渡しまでの流れ。
これらも徹底的に研究するのです。

モデル企業を見つけ、その企業を再現するのです。
オリジナルなやり方を追求するのはその先です。

モデル企業なく、単に「業績を上げなければ・・・」と焦っても、
そもそも地力が無ければ、今の難しい時代、成果につながりません。

時代に合った素晴らしい企業の真似をしていく中で地力もついていくのです。

モデル企業の再現。
皆さんの会社はできていますか?
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【第1405回】 使命を理解しているか?

2014年11月05日 | 住宅コンサルタントとして
ちょっと政治の話になりますが、
自民党の議員さんに金銭的に不明瞭な問題が連続して出ています。

この問題はもちろん、望ましいものではありません。

相変わらず、古い体質から抜け出せず、
今の常識からすれば、明らかに政治家や役人の金銭感覚は常識に欠けますよね。

税務署の税務調査もこういう政治家や役人を当たった方が、
思いっきり追徴課税が可能だと思うのですが・・・(笑)。

で、話はそれましたが、確かに今回、問題を起こした自民党の政治家は
とても褒められたものではありません。

でも、国会の場でそのことばかりを揚げ足を取りまくっている民主党をはじめ野党の対応って
みなさんはどう思いますか?

そもそも揚げ足取りの議員は、何のために政治家になったのか、と思います。

外交や国防の問題、それから少子化の問題、増税の問題、教育や財務の問題とか、
そっちの意見をもっと聞きたいと思うのは私だけでしょうか?

少子化が進むと、この先どんな問題が起こるのかを分かっているのかを
あのレベルの低いヤジを飛ばしている、頭の悪そうな議員に聞いてみたいものです。

中国の漁船が大挙、日本の海域に押し寄せていることに対して、どう対応していくべきか?
国の借金問題に関して、どう解決していくのか?
強い国家をつくるために、そもそも大切な政策とは何か?

貴重な時間、もっとそういうところに使えよって思ってしまいます。

政治家の使命は揚げ足取りなのでしょうか?

本来やるべきことをやらず、変なことばかりやっている奴は、
お客様から支持されませんよね?

自分の使命とは何か?
その使命のために、どう行動していかなくてはならないか?

そこんとこ、間違えないようにしたいですね。
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【第1404回】 勉強は目的ではなく手段

2014年11月04日 | 住宅コンサルタントとして
良い会社を目指すのであれば、
経営者やスタッフが勉強好きであることは、条件として欠かせないと思います。

しかしながら、勉強が目的になってしまっているケースも多々、見られます。

いろんな勉強会やセミナーに参加され、
新しい情報やノウハウ、成功している企業の事例を学ぶことは好き。

でも、そこで学んだことを実践しない。

結果、自社はいつまでたっても変わらない。

市場がドンドン変わっているのに、お客様の嗜好やハードルがドンドン上がっているのに、
ライバルがすごい勢いで進化しているのに、自分たちは行動を変えない。

結果、業績は上がらない・・・。

本を読む。
いろんなセミナーに参加する。
コンサルティングを受けてみる。

それらはすべて手段であり、目的ではありません。

目的は、しっかりと結果を出し、より良い企業になっていくこと。

勉強することが目的にならないよう、常に行動に移すことを心掛けたいものです。
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【第1403回】 自社のDNAを確立し、スタッフとどう共有するか?

2014年11月03日 | 住宅コンサルタントとして
ここ数年、全国的にかなりの急成長を遂げて、
業界研究誌では成功企業として取り上げられていたある会社。

この会社は外からの視点で見れば、大成功しているように見えます。

しかしながら、おそらくその快進撃(といっていいのか?)は止まるでしょう。

また、その企業と並んで大成功を収めていると見られていたある会社も
成長は完全に止まっています。

おそらく、これから出てくる様々な問題に対応できなければ、
その企業も一気にしぼんでいくことでしょう。

なぜ、成功企業と言われている企業が長続きしないのか?

その理由は、自社のDNAが確立されていないからです。

自社のDNAが確立されていなく、共通の思想もない。
その結果、愛社精神が無いスタッフが多く存在するのです。

こういう状態で組織が大きくなっていくとどうなるか?

簡単に他社の引き抜きに合いやすくなるのです。

他社に今よりも良い条件を提示されただけで、簡単に引き抜かれる。
そういう社員が続出する組織は、やはりもろいです。

だから業績の成長も一時的なのですね。

私がご縁を頂戴しているクライアント様の超一流な先は、
各社さん、社員さんの定着率がとても高いです。

幹部はほぼ、変わっていません。

家庭の事情や結婚などで退社されるケースは稀にありますが、
基本的に各社さん、自社のDNAをしっかりと持っておられます。

その考え方がほぼ全ての社員さんに浸透しているのです。

だから愛社精神の高いスタッフの比率が高い。

こういう組織は、他社からの引き抜きに簡単には引っかかりません。

社員さんが愛社精神を持って働ける。
皆、ベースとなる共通の考え方を持っている。

こういう組織は強いのです。

こういう組織をつくっていくために、どんなことが必要だと思いますか?
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【第1402回】 ノウハウやビジネスモデルだけではうまくいかない

2014年11月02日 | 住宅コンサルタントとして
消費税が10%に上がった後、
新築、リフォーム、不動産を取り巻く市況環境が非常に厳しくなることは、誰の目にも明らかです

消費税10%になる前に、何か新しいことに取り組まなくてはならない、
と考えている経営者も多いことでしょう。

市場の変化に適応すべく、新しいことにチャレンジするのは、決して間違いではありません。

ただ、経営者が理解しておかなくてはならないことが、実はあると思っています。

それは、「ノウハウやビジネスモデルだけではうまくいかない」ということ。

「これからは雑貨屋併設のビジネスモデルで、数多くのお客様を集客し、
その中から家を建てる人を発掘するんです!」
「これからはショールームですよ!ショールーム型モデルが集客が安定するんです」
「やっぱり中古住宅+リフォームの強化ですよ!何せ、市場が拡大しますから・・・」

雑貨店併設モデルも、ショールームモデルも、中古+リフォームモデルも、
成功する企業が取り組めば、業績が上がりますし、
何をやってもうまくいかない企業が取り組めば、悲惨な結果が待っているだけです。

何に取り組むか?
どういうノウハウをマスターすれば成功するか?

ビジネスモデルやノウハウばかりを追いかけている経営者が経営する住宅会社は
絶対に業績が上がることは無いでしょう。

正直言って、レベルが低すぎです。

そういう経営者が、胡散臭いコンサルタントや胡散臭いノウハウ販売会社に引っかかるのです。

商売で大切なのは、お客様に支持される体質になることなのに
ノウハウやビジネスモデルばかりに気が向いているようでは、
お客様に支持されるわけもありません。

お客様の方をしっかりと見て、何に取り組まなければならないかを考える。
お客様の感性を身につけるべく、いろんな体験をして、
されたらうれしいこと、逆にされたら不快なことを実感する。

お客様に必要とされる会社になれば、お客様に困ることもありません。

ビジネスモデルやノウハウにばかり目が行っていませんか?
お客様をしっかりと見ることができていますか?
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【第1401回】 どこを意識して仕事をしてもらうか?

2014年11月01日 | 住宅コンサルタントとして
住宅会社で働いている人の多くは、
お客様に喜んでいただける仕事をしたいと思っているかと思います。

自社のことだけ、お金のことだけを考えている住宅会社、スタッフもそれなりにいますが、
まあそんな奴はろくでもないオーラが出てますので、大抵の方は分かるでしょう。

お客様に喜んでいただくために仕事をしているのに、日常業務が立て込んでくると、
その目の前の仕事を納期までにやり切ることが目的になってしまうケースは結構あると思います。

更には、社内の部署同士がコミュニケーションがとれていなく、
本当はお客様のことを最優先に考えなくてはいけないのに

「またウチの営業がいい加減なことをお客様に言うものだから・・・」
「またウチの設計ができないことをできる、っていうから大変・・・」

など、他部署に対して不平や不満の気持ちを持ちながら仕事をしてしまったりするのですね。

で、会社全体の空気が何となく良くない・・・。

そういう状態になるのを防ぐために、どうすればいいか?

ここの答えは1つではないと思いますが、
結局は「トップがどういう考え方で仕事をして欲しいか?」という
考え方、価値観の共有をはかるしかないと思います。

言葉でまとめると「お客様第一主義」という言葉に集約されますが、
自社がいうお客様第一主義とはどういう考え方なのか?

こういう場合、どう考え行動するのか?

そうしたことをわかりやすく社員さんに伝え、
考えと行動の一致を狙っていかなくてはならないかと思います。

自分の感情がどうか、なんてことより、お客様が喜んで下さるか?
忙しくて立て込んでいるとか関係なく、
数ある住宅会社の中から当社を選んで下さったお客様に感謝して仕事に向き合っているか?

こうしたことを社員さんに繰り返し、言っていかなくてはなりません。

それが経営者の仕事の1つかと思います。

皆さんは日頃、どこを見て仕事をしていますか?
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