鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第870回】 どれだけ基本を徹底しているか、だけなのに・・・

2013年05月19日 | 住宅コンサルタントとして
日々のコンサルティングや勉強会、そしてこのブログでずっと言い続けてきたことですが、
今の時代、お客様は多くの売り手の中から1社を選ぶ時代です。

数多くの選択肢をお客様はお持ちになっているのです。

ただ、人間とはおかしなもので、
選択肢が少ない場合は、その少ない選択肢をじっくり比較するのに対し、
選択肢があまりに多いとそれぞれを比較することはせず、
直感的に選択肢を絞るという行動に出る方が多いのです。

直感的に絞る際、お客様は、以前から知っている会社であったり、
パッと見た瞬間、「素敵!」と思えるような建物を建てている会社を数社、ピックアップします。

その後、それらの会社を徹底的に深く知ろうとするのです。

ここで重要なのは、まずはピックアップされるかどうかであり、
そのためには日頃からの情報発信がとても重要になってきます。

高い掲載料を払って雑誌に掲載したり、折込チラシを作成して折り込んだり、
テレビCMに投資をすることももちろん重要ですが、
それほど予算をかけられない中小工務店様にとっては、
やはりHPやブログでの継続的な情報発信が欠かせません。

ポイントは、「継続的に」ということです。

それなのに、そうしたことをやっていない会社が何と多いことか・・・。

正直、ちょっと悲しい気持ちにもなります。

「何で分かってくれへんねん。商売を、それからお客様を甘く見過ぎじゃないの?」

とも思ってしまいます。

で、やれていない会社さんの大半は、そんなに忙しくなかったりします。
もしくは他の人に仕事を振れば、自分の時間が出来るのにも関わらず、
本来、自分がやらなくていい仕事をやっていたりしていたりするのです。

優先順位の付け方が間違っているのですが・・・。

一方、事業を立ち上げたばかりで、短期間にたくさんの受注をお客様からいただき、
猛烈に忙しい会社さんが、ブログの更新を非常にマメにやっていたりするわけです。

そういう会社は、それまでその地域でチンタラした商売をやっている工務店さんをごぼう抜きし、
あっという間に地域一番店に成長されます。

そして、その地域で商売をすればするほど、ドンドン売れ易くなっていくのです。

とにかく、マーケティングの基本を徹底するだけで、結果は劇的に変わるのです。
しばし、自社が基本を徹底できているか、確認してみましょう。
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