鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4837回】 土壌×マーケティングセンス×競合

2024年03月28日 | 住宅コンサルタントとして
全国のいろんな地域で、
いろんな住宅会社様のお手伝いを
させていただいておりますが、
お付き合いがはじまって即、効果が出るクライアント様もいれば、
結果が出るのに時間がかかるクライアント様もいます。

成果が即出るか、時間がかかるか、ということには、
当然ながらクライアント様の理解力や実行スピードが
大きな影響を与えているのですが、
それ以外に影響を与えるもとして、
次の要因が挙げられます。

1つは商売がやり易いような良い土壌ができているか?

これは住宅会社の場合、
社員さんや協力業者さんから信用されているかどうか、
ということです。

家づくりに真面目に取り組んでいる会社で、
協力業者さんから応援されている会社の場合、
協力業者さんの社長や社員さんの家の依頼が非常に多くなります。

逆に信用されていない場合、こういった話は一切、入らない。

関わる方たちから信用され、応援されているかどうか、
ということを検証すれば、自社の土壌の質が分かります。

2つ目のポイントは、マーケティングセンスがあるかどうか?

マーケティングセンスとは、
動画の編集のセンスだったり、サムネのデザインのセンス、
またキャッチコピーやリード文のセンスのことです。

このセンスはどうすれば磨いていけるかというと、
どれだけ日頃からインプットをしているか、ということと
すなおに成功している会社さんの真似ができるかどうか、
という部分が非常に大きいのです。

住宅会社に必要なレベルは、
映像クリエイターのそれとはまったく異なりますから、
変に自分のオリジナルさにこだわらず、
すなおに成功している会社の真似ができるかどうかが
結構大きいのでは、と思います。

そして3つ目のポイントは、競合のレベルが高いかどうか?

競合のレベルが非常に高いエリアの場合、
結果が出るまでかなりの時間がかかります。

そしてこちらが取り組んでいる間に、
一番店がまた次の手を打ってきたりと
競合のレベルが高いエリアは本当に商売が難しい。

一方で競合のエリアが低い場合、
これはビックリするぐらい、すぐに結果が出たりします。

こういうことをこれまでたくさん経験させていただいてきたので、
私の場合、クライアント様が出店する際には、
競合のレベルが低いエリアをおすすめすることが多いのです。

良い土壌を作り続け、
マーケティングセンスを磨き続けた上で、
競合のレベルが低いところに出店する。

勝ちパターンです。

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