鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4836回】 本質を見抜く眼を持つ

2024年03月27日 | 住宅コンサルタントとして
多くの住宅会社にとって最大の課題である「集客」。

業界の経営者の方たちとお話をすると、
80%以上の方の最大の関心が集客だったりします。

建築資材の高騰。
インフレにより家づくりを検討する人の数が減少。
20代から40代の人口減。
結婚・出産する比率の下降。

家を建てる理由のある方が、本当に減っているのです。

だから大抵の住宅会社は、お客様との出会いに苦労している。

集客が順調では無かったとして、
その原因を真剣に考えて対策を打っている住宅会社は
実はそれほど多くはありません。

集客に苦労している会社の多くは、

「Instagramをもっと上手に運用しないと・・・」
「YouTubeで集客できる動画を撮って、アップしなければ・・・」
「最新のWEB広告の手法を学ばなければ・・・」
「より検索されるホームページをつくらなければ・・・」

と、なぜか手法の方にばかり目が行きます。

自分たちがやっていることが、
最新の手法ではないからお客様が来ない、
と思い込んでいるのです。

でも多くの場合、手法の問題ではありません。

もっと本質的な問題があるのです。

個人的には住宅会社の集客の本質とは、

・その地域で良い評判があるか?
・今、家を建てることを検討しているお客様が求める家を公開しているか?

の2点だと思っています。

上記2つをクリアできていないのに、
どんな広告を打とうが、
最新の手法を学ぼうが、
お客様は安定して来場して下さらないのです。

本質をしっかりと押さえていないのに、
手法ばかり追い求めると、ドツボにハマります。

注意したいものです。

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