鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5002回】 動機付けをしてあげないと・・・

2024年09月09日 | 住宅コンサルタントとして
せっかく縁あって我が社に入社して下さった社員さん。

できれば長く働いて欲しいですし、
お客様から信用され、感謝され、
やりがいを持って仕事に取り組んでもらいたいですよね?

ところが、中小企業において、
社員さんの退職率は結構高いです。

なぜ社員さんの定着率が低いのか?

私が思うに、社員さんが辞める理由は
大きく分けて5つあると思っています。

・社会人としての自覚がない、学生気分が抜けずに辞める
(←こういう奴を採用してはいけません)
・耐ストレス性が低すぎて、精神的に無理で辞める
(←こういう方も採用しないに限ります)
・社内の人間関係に馴染めずに辞める
・会社の方針や考え方が合わずに辞める
・この会社で仕事を続けても、将来の自分が想像できないので辞める

最も残念なのは、5番目の例です。

弊社のクライアント様でもたまに耳にするのですが、
新卒で入社してきて、最初は未経験なので
手取り足取り丁寧に教育していった。

そして着実に成長し、業務を一通りできるようになった。

自部署の業務を安心して任せられるようになった。

その状態が2~3年続く中で、ある日、
そのスタッフから退職の意思を告げられる。

これ、非常にもったいないですよね?

このケースですが、社員さんからすれば、
ここ数年、ずっと同じ業務をしているけれど、
10年後も自分はこの業務を
ただただやっているだけではないか?

このままでは、自分は成長が止まるのではないか?

一度きりの人生、これでいいのか?

というような気持ちになるのです。

ですから、上司や会社は、

「君には駿年後、こういう仕事をやってもらいたいと考えている」
「このエリアに店を出すので、そこの責任者をやってもらいたい」
「こういう事業を立ち上げるので、その時は任せたい」

など未来を語って、自社で仕事をする意義を
本人に見出してもらわないといけないのです。

放っておいても自分で勝手に目標を設定し、
その実現のために自走できる方も稀にいますが、
そういう方は稀で、大抵の場合、
スタッフさんの未来を一緒に考え、
動機づけをして差し上げことが必要です。

逆から見れば、未来を予測できない上司は、
こういうことが出来ないので、
優秀な方が辞めていく確率が高くなるとも言えます。

社員さんの気持ちを理解しておきたいものです。

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