鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第5001回】 商売の原理原則

2024年09月08日 | 住宅コンサルタントとして
9月、10月とクライアント様より依頼をいただき、
講演・セミナーで4本しゃべります。

話をする対象は、クライアント様のVC加盟店さん、
それからクライアント様の取引先さんなので、
お会いしたことが無い方たち。

そのベースとなるテキストを制作している中で、
改めて商売にとって大切なことを再認識しました。

どうしても毎月、各クライアント様に
最新の情報をまとめて提供するため、
新たな事例にばかり目が行きがちなのですが、
どこまでいっても商売で大切なことは変わらないのです。

商売で大切なことは何か?

それは、自社に関わる身近な方たちから、
信頼される仕事をし、信頼される人間性を有し、

「あの会社・あの人なら間違いない」

と思っていただけるようなお付き合いをすることです。

もう本当にこれに尽きると言っても過言ではありません。

私が知っている住宅会社さんで、
業績がなかなか上がらない会社に共通するポイントは、
社員さんや取引先さんから信頼されていないのです。

だから日頃、たくさん仕事をお願いしている取引先さんから
紹介が全く発生しない、もしくは限りなくゼロに近いのです。

ではどういう住宅会社が、信頼されないか、
それをちょっとまとめたいと思います。

取引先さんの前で、会社や社内の仲間の悪口を言う。

「買ってやっているんだから、紹介くらい持ってこい」
と、「あなた、何様ですか?」というくらい偉そうである。

住宅会社としてやるべきことまで取引先さんにやらせる。

根本の接し方が上からである。

基本的に何か問題があった時、無責任。

意味の無い見積をやたら依頼してくる。
(取引先さんも忙しいのです)

現場の段取りがメチャクチャ。

いつも「大至急○○して!」と依頼してくる。

などなど。

取引先さんの社員さんが、
大切な自分の子どもや友人を紹介する訳ありませんよね?

身近な取引先さんから紹介をいただけない仕事をしていたり、
紹介していただけない人間性をまずは変えることが、
業績を立て直す上での最優先事項なのです。

ただ、これって体質を変えることになるので、
本気でトップが変わることを決断し、
強い意志と率先した行動でしか変わらないのです。

どんな商品を扱おうが、
どんな最新のノウハウを学ぼうが、
身近な人から信頼され、
エリア内で良い評判が流れていなければ、
成果にはつながらないのです。

身近にいる方から信頼される仕事の仕方を意識し、
信頼される行動・態度を徹底していきたいものです。

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