鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4744回】 集客数と業績は比例する

2023年12月26日 | 住宅コンサルタントとして

2023年は住宅業界にとって、

かなり厳しい1年だったかと思います。

 

クライアント様から聞く話では、

地域の住宅ローンの申し込み数が

前年と比較すると大幅に下がっていたり、

メーカーや商社のボードや合板の出荷が

相当下がっていたりするらしいです。

 

そんな中で、弊社のクライアント様は

大半のクライアント様が堅調な結果を出されています。

 

特に年間200棟以上の新築をされているクライアント様は

全て昨年対比100%以上を達成されています。

 

昨日、その中の1社のクライアント様にお伺いしておりましたが、

受注は好調なのにも関わらず、役員や店長に慢心は一切ない。

 

というか、むしろ良い一年だったとは、誰も感じていない。

 

この幹部のマインドがあるから、

県内ナンバー1なのにも関わらず、

常に進化成長できているのだと思います。

 

更にこのクライアント様で今年、素晴らしいのは、

若手スタッフの方たちが見事に成長されている点です。

 

秋口からメキメキと受注している若手営業マンも複数名おられ、

2024年が本当に楽しみです。

 

有望な若手スタッフを抱える店長たちに、

なぜこんなに若手が成長したのか、質問してみました。

 

すると店長たちから返ってきた回答が、

 

「おかげ様で集客数が順調で、

若手にも打席に立ってもらうことが出来ているので、

若い営業マンが皆、成長してくれた」

 

ということだったのですね。

 

どれだけ研修を受け、知識を高めても、

どれだけロープレしても、

とにかくお客様を相手に実際に接客した経験を高めないと

営業マンとしての真の力は身に付かないのですね。

 

若手を育成していく上で重要になってくるのは

 

「知識習得×打席数」

 

です。

 

若手自身に一定数以上、打席に立ってもらう必要があるのです。

 

住宅会社の経営を長い目で見た時、

若手スタッフの成長は不可欠です。

 

そのためには、教育制度の充実も大切ですが、

それと同じくらい、打席にたってもらうことも重要です。

 

打席数の確保のために、集客UPは欠かせないのです。

 

なので住宅業界において、

集客数と業績は比例するのです。


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