鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【4743回】 今後の住宅業界

2023年12月25日 | 住宅コンサルタントとして

弊社の一部のクライアント様には

断片的にお伝えしておりましたが、

2030年以降の住宅業界はどうなっているのかをイメージし、

市場の変化に適応できるような提案を

2024年年始からゴリゴリやっていかなければならない、

と個人的に考えております。

 

2030年頃に家を建てる中心世代は、

1990年~2000年に生まれた方たちです。

 

そうです、我が家の子ども達と同年代の方が

住宅業界におけるメイン顧客層となります。

 

この世代の方たちは、人口もそれほど多くないのに加え、

30歳前後で結婚し、子どもをつくる、という、

いわゆる昭和時代の価値観とは全く異なる価値観を

皆さん持っておられると思います。

 

例えば、自分の給与の大半を推しメンの応援に費やしたり、

趣味に没頭している方もかなりおられるかと。

 

人口減に加え、結婚して子どもをつくるということに

価値を感じない方も増えているような気がしており、

晩婚化+少子化に加え、独身のままの方も多そうな感じ。

 

ということで、人口減少のスピード以上に

住宅が建たなくなることが

容易に想像できてしまうのです。

 

更に収入格差も今より相当ひらいており、

家を建てられる方は相当減ると思っていた方が良さそうです。

 

ということで、市場内で受注をたくさん獲得し、

数で勝負するというのは、かなり愚策だと思います。

 

社員さん1人あたり年間2棟くらいのペースで、

1棟平均粗利を750万以上いただくビジネスモデルが

個人的に理想なのではないか、と思うのです。

 

となると、1棟あたりの平均単価は2700万~3000万くらいを目指し、

商品開発やブランディングをやっていくのが良いかと思います;

 

所得がある一定以上のお客様に選ばれる住宅会社となり、

質の高い住宅を提供していく。

 

それで十二分に損益分岐を超える収益性を実現する。

 

これが2030年以降の住宅会社の一つの在り方だと思っています。


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