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鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2593回】 10年前に接客をさせていただいたユーザー様

2018年02月04日 | 住宅コンサルタントとして
とあるエリアのクライアント様の新しいモデルハウスとスタジオが、
昨日、プレオープンしました。

抜群の立地に、スタバの店舗かと思う外観のスタジオ。

そして今のトレンドを押さえつつも、年月の経過と共に味わいが増すような、
経年変化を楽しめるモデルハウス。

プレオープンなので、お引渡しをされたり建築中のOB様や
これから建築をされる方、そして商談中のお客様にだけ案内をされ、
完全予約制にしていたのですが、ちょいちょいフリーの方も来られたりして、
私的にはグランドオープン後が本当に楽しみです。

ここ最近、いろんなクライアント様にお伝えしておりますが、
今のエンドユーザー様の価値観に合った展開をしていくための、
モデルハウス戦略も完璧です。

なので、本当に2018年、2019年と飛躍されることでしょう。

そして昨日、個人的に感動することがありました。

実は昨日からお伺いしているクライアント様は、
約10年前、新築住宅事業に本格的に参入されたのですが、
その参入の際、お手伝いをさせていただいておりました。

住宅営業の実務経験がある方が当時、おられなかったので、
モデルハウスOPENや現場見学会など、イベントの際、
私も実際に現場に立ち、接客をさせていただいていたのです。

で、10年前に私が接客をさせていただき、
その後、このクライアント様で家を契約され、
今、お幸せに暮らされている、初期のOB様が来場して下さったのです。

私、記憶力がダメダメなので、
どのクライアント様でどんなお客様を接客させていただいたのか、
記憶はかなりあいまいなのですが、当時からおられる営業チーフに

「今日、予約して下さっているOB様、
鬼山さんが10年前に接客して資金計画でアポ、取っていただいた方ですよ」

と教えて下さいました。

そしてOB様ご夫妻の顔を拝見して、

「確かに接客をさせていただいた記憶がある!」

と思っていたのです。

で、クライアント様の社長が私を紹介して下さり、

「この人のこと、覚えてます?」

とOB様に質問したところ、

「ああ、覚えてます」
「この関西弁、懐かしい」

など、10年前に私が接客させていただいたこと、覚えていて下さったんですね。

「あの時、家づくりの資金のことで、土地や家以外にも
こんなお金がどれくらいかかるのか、教えてくれたおかげで、
私たち、入居するときにちゃんとお庭とかもできました」

とおっしゃって下さり、私、ちょっと泣きそうでした・・・。


そしてそのお客様が帰られた後、
私が10年前のコンサル時に紙に手描きで書いた初回接客の流れを
チーフがファイルの中から取り出してきて見せてくれました。

「これ、捨てられないんですよね・・・」

というお言葉をいただき、私、こみあげてくるものをこらえるのに、必死になってました。


10年前の当時、自分が言っていたことと、
今、自分がいろんなクライアント様にお伝えしていること。

全く変わっていませんでした。

この2月のテキストと、10年前に手描きで書いたものが、ほぼ一致していることに、
自分の軸がブレてないことを再認識しました。

商売で最も大切なことは、
ご縁を頂戴したお客様から応援されるような生き方をしていくこと。

応援し続けていただけるよう、自分たちの商品やサービス、人間力を磨き続けること。

そういう商売をずっと継続して下さっているクライアント様は、
年々、フォローの風が吹くようになり、驚くほど遠くに飛べるようになるのです。

商売の基本を忘れず、コツコツとこれからもやっていく。
そのパワーをもらった1日でした。
コメント
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