鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2039回】 TPOをわきまえる

2016年07月30日 | 住宅コンサルタントとして
自分自身の過去を振り返ると、小学生の頃から、場の空気を読むことが苦手でした。

ここは静かにしておかなくてはならない、というところで、
ちょっと目立ってみようと調子に乗ったり、正論を吐いてみたり・・・。

幼少期から、口だけは結構立っていたので、可愛くない奴だったと思います。

そんな感じで中学生になり、精神的に全く成長していなかったので、
ガラの良くない人たちに目をつけられたり、ということもありました。

「空気を読まないと、自分自身が痛い目に合うな」

ということを中学生の頃に少しは理解できましたが、まだまだでした。

高校生になっても、相変わらず調子に乗った部分があって、
今でもはっきりと覚えていますが、ある先生に

「TPOをわきまえろ!」
(TPOとは、時(time)と場所(place)と場合(occasion)の略)

と注意をしてもらったことがあります。

そしてそれは大学生になっても改善されていなかったよな、と今でも思います。

ただ、学生時代の周囲の、特に女子の友人たちが素晴らしく、
私が空気が読めていない言動をした際、真剣に注意をしてくれたことも何度かありました。

社会に出てからも上司や先輩に恵まれていたこともあって、
何度か粗相をした際も真剣に注意をしてもらったこともありました。

こうして30歳になるまでに、少しずつ、常識を身に着けられたかな、と思います。

全ては周囲の方々のおかげです。

改めて振り返ると、過去のことは全て必然必要だったと思いますし、
自分自身は上司や先輩、友人に恵まれていたなぁ、と心から感じます。


しかしながら、社会人になっているのにもかかわらず、
この場でこういうことを言ったり、こういう行動をしちゃ、まずいでしょ、
ということをする方も、残念ながらいたりします。

時と場所と場合、シチュエーションを考えて発言したり、行動をとらないと、
周囲の雰囲気を悪くしたり、組織に多大な損害を与えたりするのです。

プロのビジネスパーソンならば、
本来、自分の感情よりも周囲への配慮を優先しなくてはなりません。

自分の感情を最優先にする人を子どもと言います。

どれだけ能力や実力があろうが、子どもであれば、周囲に認められません。
そして精神的に子どものまま、年齢を重ねると、最終的に誰も注意してくれなくなり、
どんな組織からも必要とされなくなってしまうのです。

仕事をしていく上で、いろいろと面白くないことや理不尽と感じることなんて、
正直、どんな企業で勤めていてもあるのです。

そうした際に自分の意見を言う時も、TPOはわきまえないともったいないですよね?

自分の感情を最優先に行動してしまっているうちは、精神的に成長しないのです。
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