鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【2019回】 経営者がやらなくてはならないこと

2016年07月10日 | 住宅コンサルタントとして
コンサルタントになって11年。
気が付けば40代半ば。

いつの間にか、クライアント様の経営者は自分と同世代、もしくは年下の方が大半となり、
スタッフさんだと8割以上の方が自分より圧倒的に若い状態です。

最近の自分のスタンスは、クライアント様のスタッフさんに対しては、
とにかく人生をうまく乗り越えていっていただきたいなぁ、という気持ちが強くて、
小姑のようなアドバイス、小言が多いような気がします(汗)。

で、経営者の方に対してもいつの間にか、
経営者が日々、やらなくてはならないこと、意識しなくてはならないことなどを
かなり偉そうに言ってしまっているかもしれません。

歳を取りましたなぁ・・・。
後、年齢と共に謙虚さを忘れないように生きていかないと・・・。

さて、若手経営者の方にいつも申し上げるのが、
経営者の仕事とは、経営であるということ。

営業や設計、積算など、実務が経営者の仕事ではないのです。

では経営とは何か?

中小工務店における経営とは、家の品質を上げ、工期を短縮し、原価を下げること。
そして会社のブランドイメージを高め、より多くの方に良いイメージを持ってもらうこと。
優秀なスタッフを採用し、育成し、一人前のスタッフを多数生み出すこと。
お客様の問題点を把握し、その問題点を自社の強みで持って解決し、
家づくりをより多くのお客様から託してもらえるようになること。
お引渡し後のアフターの対応や、お客様とのつながりを深めていくこと。

こうしたことを目指し、それらを実現するためのしくみをつくりあげることなのです。

そして常にそれらのレベルを高めていく。

経営者の仕事は決定とも言われますが、
決定したことが実行に移される組織をつくっておかなければなりません。

そのためにも、まずはこうしたことから始めなくてはなならないのです。

実務だけをして、経営をしていない会社が多い中、
地に足をつけて、しっかりと経営して参りましょう。
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