昔に出会う旅

歴史好きの人生は、昔に出会う旅。
何気ないものに意外な歴史を見つけるのも
旅の楽しみです。 妻の油絵もご覧下さい。

「知覧武家屋敷群」には鎌倉時代からの伝統があった

2007年01月25日 | 九州の旅
知覧の武家屋敷通りは、二種類の石垣と、手入れの行き届いた生垣が印象的です。石垣は、長方形の石を重ねた石垣と、丸みのある小さめな石を重ねた石垣がありました。小さめの石は、戦の時に崩して投石する目的もあったようです。(写真上)
武家屋敷の7庭園は、国の名勝に指定され、日本庭園の特徴に加え、門の内側にある石塀(ヒンプン)等、琉球・中国の影響も多く見られます。(写真下)
薩摩藩は、島津氏が鎌倉幕府の守護に任じられて以来続き、武士が人口の25%(一般的に5%)と多く、中世の支配体制の特徴を残す「外城制度」を明治維新まで続けていたようです。「外城制度」とは、藩を113に区画してそれぞれに「地頭仮屋」を置き、周辺に武士の集落「麓」(ふもと)を作って統治しており、「麓」の武士の多くは農業を行い、財政を支えていたようです。知覧は、薩摩の小京都と呼ばれ、武家屋敷群は、「麓」の一つです。

モネの庭マルモッタンの「睡蓮の庭」の油絵です。

2007年01月25日 | 妻の油絵
写真は、2004年7月高知旅行の後、妻が描いた油絵です。
クロード・モネが長い不遇の時代を乗り越えて最後に落ち着いた南フランスのジヴェルニーの土地で造った睡蓮のある庭が、2000年4月高知県室戸岬に近い北川村に「モネの庭 マルモッタン」の名で再現されています。
園内は、睡蓮の池を中心とした庭の他、花壇を中心とした庭、レストランなどがあり、南フランスの田舎の雰囲気を感じさせられます。
ちょうど睡蓮の花の時期で、可憐な花を描くことができました。
高知旅行では、室戸岬の他、吉良川の土佐漆喰の商家・いしぐろ塀の道並みも楽しい思い出になりました。